BTIGが日本法人を設立しアジア市場での展開を強化

BTIGが日本法人を設立

BTIG株式会社は、今般、日本における新たな拠点を東京に設立しました。この法人は、これまでアジア太平洋地域での成長を支えたBTIGの重要な戦略拠点となることが期待されています。これまでBTIGは、香港、シドニー、シンガポールなどに法人を設立し、グローバルな金融サービスを展開してきました。

日本法人の設立により、BTIGは日本市場へのアクセスを一層強化し、資本市場や債券、M&Aといった投資銀行業務に注力する方針です。これにより、日本企業による米国企業の買収をサポートするほか、米国の成長企業に対して日本の投資家を紹介する役割をさらに拡充することができます。

BTIGの共同創業者であり、CEOのスコット・コバリック氏は、日本市場における同社のアドバイザリー業務を強化するために日本法人を設立する意義を強調しました。新たに代表に就任した谷井氏は、日本市場に深い知見を持ち、多様なアドバイザリー業務に携わってきた経験を活かし、顧客に対して付加価値を提供する考えです。

BTIGは、消費財、エネルギー、医療、不動産など、多岐にわたる業界に対して包括的なサービスを提供しています。具体的には、M&A、資本市場アドバイザリー、新規株式公開、増資などの投資銀行業務を展開し、顧客に対し実用的なインサイトを提供します。また、トレーディングや企業へのアクセス、リサーチや戦略商品など、アフターマーケットサービスにも注力しています。

このように、BTIGは金融サービスの分野で確固たる地位を築き上げている企業であり、600人以上の従業員を有し、米国、欧州、アジア、オーストラリアの19都市で事業を展開しています。株式、債券、デリバティブ、コモディティなど、多様な金融商品に対応し、機関投資家に対して専門的な知見とサポートを提供しています。

今回の日本法人設立は、BTIGにとって新たな挑戦であり、同社のグローバルな成長戦略を一層推進するための重要なステップです。投資銀行業務における日本市場の特性を理解し、顧客に対して高品質なサービスを提供するためのさらなる取り組みが期待されています。