ジグザグとJTBが訪日外国人向けの新たな取り組みを開始
株式会社ジグザグ(東京都渋谷区、代表取締役:仲里一義)は、訪日外国人観光客向けの体験アクティビティ予約システム「JTB BÓKUN」を展開するJTB(東京都品川区、代表取締役:山北栄二郎)との協力体制を築くことを発表しました。この提携は、インバウンド向けのサービスを拡充し、地域事業者に新たな機会を提供することを目的としています。
連携の背景と目的
ジグザグは、越境ECをサポートする「WorldShopping BIZ」を通じて、訪日外国人の「旅マエ・旅ナカ・旅アト」をつなぐ形のインバウンド導線支援モデルを運営しています。このモデルでは、「インバウンドナビ™」を使い、GoogleマップやGoogleビジネスプロフィールの最適化を行い、訪日前から観光地や店舗への認知を高める取り組みを行っています。
近年、インバウンド需要は都市部だけでなく地方にも広がりを見せており、地域の中小企業や店舗が海外からの旅行者と結びつくための支援の重要性が増しています。ジグザグが発刊した白書においても、インバウンド経験のある旅行者が越境ECをさらに活用する傾向が明らかとなりました。これにより、旅行中の体験を通じて得た情報を旅後に購入につなげるための仕組みが必要です。
また、最近の調査で、旅行中に地図アプリを使う人が96.8%に達していることがわかりました。多くの旅行者は、旅の前からインターネットで情報を集め、旅行中もその情報を活用しているのです。
JTB BÓKUNとの協力
今回の協力によって、「JTB BÓKUN」が持つ地域事業者や体験アクティビティ事業者とのネットワークを生かし、「インバウンドナビ™」の全国的な普及を目指します。旅中には“手ぶら購入”を可能にする「旅ナカクリック™」、旅行後には「WorldShopping BIZ」を通じて、地方の事業者が世界中の顧客と持続的につながる仕組みを提供します。
この取り組みでは、全国の店舗や観光地に「インバウンドナビ™」の導入を進め、地方のインバウンド需要を支えます。ジグザグは、「JTB BÓKUN」を戦略的パートナーとして迎え、観光事業者やアクティビティの予約・在庫管理を通じて顧客のファン化とLTVの最大化を目指します。
今後の展望
ジグザグは、今後とも信頼あるパートナーとの協力を通じて、観光業のデジタル化を加速し、「訪日外国人旅行者6,000万人・消費額15兆円」という政府のビジョンに貢献していきます。地域経済と世界をつなぐ新たな顧客体験を創造していくことが求められています。
各社のコメント
株式会社ジグザグ 取締役 鈴木賢のコメント
「訪日旅行者6,000万人の時代に向け、地域と世界をつなぐインフラが求められています。JTB BÓKUNとの連携により、地域事業者が世界の旅行者とつながる機会を拡大することができ、大変嬉しく思います。」
株式会社JTB BÓKUN 事業運営センター長 青柳淳のコメント
「訪日6,000万人を実現するためには、地域への受け入れが重要です。JTB BÓKUNとしては、地域の事業者の支援を強化し、旅行者により良い体験を提供する仕組み作りを進めていきます。」
各社サービス紹介
JTB BÓKUN
「JTB BÓKUN」は、ガイドツアーや体験アクティビティを運営する事業者の予約管理システムです。約1,400社以上の導入実績を持ち、自社サイトでの販売や予約を24時間対応しています。
WorldShopping BIZ
「WorldShopping BIZ」は、海外販売を行いたい国内EC事業者をサポートする越境EC対応サービスです。多言語対応や海外決済、物流支援を提供し、越境ECを可能にします。
この新たな取り組みがどのように実現され、地域経済がどのように発展するか期待が膨らみます。