健康投資の実態を探る！スポーツ支出のリアル調査報告

運動習慣は健康への重要な投資だと広く認識されています。しかし、実際にどのくらいのお金がかかっているかはあまり知られていないのが現実です。そこで、今回の調査では、全国の20代から40代の男女を対象に、年間のスポーツやフィットネスにかかる費用の実態を徹底的に調査しました。

調査概要

本調査は、Song合同会社によって実施され、2025年の12月1日から10日の間に、インターネットを通じて300人の有効回答を得ました。対象は過去12ヶ月にスポーツやフィットネス関連の支出があった人々で、彼らの実情を明らかにすることを目的としています。

年間スポーツ支出はいくら？

調査の結果、20～40代の年間スポーツ支出の平均は96,000円で、中央値は72,000円でした。四分位で見ると、下位25％は48,000円以下、一方で上位25％は144,000円以上と、大きな個人差があることがわかります。また、年代別に見ると、20代は平均82,000円、30代は101,000円、40代は108,000円という結果が出ました。性別では、男性が104,000円、女性が88,000円とこちらも差異があります。

スポーツ活動のタイプにおいても差があり、ジムやスタジオ系が最も高く、年間110,000円。ランニングやサイクリングは68,000円、球技が74,000円、アウトドアが92,000円、格闘技が98,000円と続きます。

また、モデル世帯での支出は、

- 独身モデル: 会費84,000円 + 大会参加費24,000円 + ウェア/ギア32,000円 = 140,000円
- 家族モデル: 夫婦会費120,000円 + 子どもスクール96,000円 + 家族ギア44,000円 = 260,000円

と、シンプルに活動内容によって大きく変動します。

費目別の内訳と見えない固定費

費用の内訳は以下の通りです：

- 会費: 36％（34,500円）
- レッスン費: 14％（13,400円）
- 大会/施設利用: 12％（11,500円）
- ウェア/ギア: 20％（19,200円）
- サプリ/プロテイン: 7％（6,700円）
- 遠征/交通: 6％（5,800円）
- メンテ/保険: 5％（4,900円）

特に気をつけたいのが、「見えない固定費」です。全体の42％が「使っていない月も課金されている」と答えており、解約・乗り換え頻度は年1回未満の人が67％に上るという調査結果も出ています。

ここで実際に回答者から寄せられた声も紹介しましょう。

- H.T.（28歳、事務職）: 「ジム代が一番ですが、大会に出る年は一気に10万超えます」
- M.K.（34歳、営業職）: 「走るだけだと思っていたけど、シューズ更新で意外と出費がかかります」
- S.A.（41歳、技術職）: 「家族で活動すると、年間25万円はかかる覚悟が必要です」

コスパと健康ベネフィットの両立

支出を合理的に管理するためには、コストパフォーマンスを意識することが重要です。その手段としては、目標設定やコミュニティへの参加、運動デバイスの活用が挙げられます。月あたりの自己評価による費用対効果では、1,000円あたり運動時間が2.1時間、歩数も8,500歩以上を実現し、体脂肪率は1ヶ月で0.6％減少する結果が出ました。

また、節約術としては、家族割や福利厚生を利用することで最大18％削減できることや、オフピークメンバーシップを活用することで12％の削減効果が見込まれています。必要に応じて大会を年2回に絞るだけで8％の改善が可能だというデータもあります。来年の支出意向については「増やす」と答えた人が34％、「維持」が46％、「減らす」は20％となっており、全体として前向きな姿勢が見て取れます。

まとめ

このように、20～40代の年間スポーツ支出は平均約10万円と大きな金額です。しかし、支出の内訳を把握し、固定費の見直しを行うことで、健康効果を手に入れながらコストを最適化することが可能です。Song合同会社では「お金」と「健康」をテーマにした調査や情報発信を今後も続けていく方針です。

≪本件に関するお問い合わせ先≫
会社名: Song合同会社
メール: [email protected]
URL: https://song.co.jp/
調査詳細: https://song.co.jp/press26/