就活会議が選出した2025年のインターンシップ満足企業
就活会議株式会社が、本年度の「学生が本当に行ってよかったINTERNSHIP 2025」を発表しました。この調査は今年で8回目を迎え、過去のデータを基に学生が評価した企業のランキングが明らかになりました。これにより、企業側は早期に優秀な学生を囲い込むための新たなインターンシップ施策を考えるきっかけとなります。
サマーインターンシップの重要性
近年、就職活動が早期化していることを受け、大学3年生の夏期に行われるサマーインターンシップの重要性が増しています。実際、2026年卒業予定の学生を対象とした調査によると、サマーインターンシップの参加率は過去最高を記録しました。この傾向は、企業が新卒選考前に優秀な学生を獲得するプロセスとしてサマーインターンシップを重視するようになったことを示しています。
昨年のデータによると、サマーインターンシップに参加した学生の70.6%が「参加後にその企業への志望度が上がった」、84.6%が「選考に有利に働いた」と答えており、この結果からもインターンシップが従来の職業体験の枠を超え、実際の選考プロセスに密接に関連していることがわかります。この調査での返信者は、昨年から増えた参加率を反映し、自身のキャリアにおける「時間の使い方」への意識が高まっていることも表れています。
ランキングの詳細
本調査では、学生がインターンシップを体験した企業の中から評価の高かった上位企業が発表されました。総合評価が高かった企業や業界理解を深めた企業、メンターとのコミュニケーションが良かった企業など、細かなカテゴリーが設けられています。
総合評価が高い部門
1位: 花王株式会社
2位: 西日本電信電話株式会社(NTT西日本)
3位: 株式会社建設技術研究所
4位: EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社
5位: 株式会社アイシン
業界理解が深まった部門
1位: 千代田化工建設株式会社
2位: 三井住友信託銀行株式会社
3位: ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社
4位: 株式会社建設技術研究所
5位: 株式会社クラレ
学生たちはインターンシップを通じて企業の実際の業務や文化に触れ、その結果として志望度が高まったと感じているようです。この傾向は、企業との相性が評価される要因がますます増加していることを示しています。
まとめ
インターンシップは単なる職業体験を超え、学生が企業を理解し、自身のキャリア観を広げる重要な機会となっています。企業側は、学生が生きた魅力を感じられるような施策を講じることが求められながら、今後の季節に向けてより一層の工夫を凝らすことが必要です。
就活会議は、就職活動における情報提供だけでなく、学生とのコミュニケーションを深めることができるプラットフォームとして、今後のインターンシップにおいても重要な存在であることが期待されます。これからの季節、インターンシップ参加を考える学生にとっては、ランキングを参考にしながら自分に合った企業を見つける大きな助けとなるでしょう。