香川県さぬき市で開催！「猿タカ合戦物語」上映会の様子と参加者の感想

香川県さぬき市で民話アニメ「猿タカ合戦物語」上映会が開催

2025年2月2日、香川県さぬき市において、海ノ民話アニメーション「猿タカ合戦物語」の上映会とフィールドワークが行われました。このイベントは、日本昔ばなし協会と日本財団が共同で開催する「海ノ民話のまちプロジェクト」の一環として実施されました。

アニメーションと地域の学び

この日の上映会には、さぬき市立津田小学校の生徒とその保護者、約200名が参加し、地元の民話を題材にしたアニメーションに興味深く見入っていました。アニメ「猿タカ合戦物語」は、津田町に伝わる民話をもとに制作されており、地域の特色と美しい海の景観が描かれています。このアニメーションを通じて、子どもたちが自分の住む地域の文化に触れる良い機会となりました。

フィールドワークの内容

上映後には、アニメの中で描かれた津田町の海岸線や地域の歴史について、さぬき市文化財保護協会津田支部の支部長である渡邉寛さんから話を聞く時間が設けられました。渡邉さんは、地域の美しい海岸がどのように変わってきたのかを自身の体験を交えて語り、自生叙述される風景が実際に持つ環境問題についても視聴者に理解を促しました。

渡邉さんは、昭和南海地震の際の地盤沈下や、その後の護岸工事の歴史についても触れ、自然を取り戻すことの難しさを強調しました。こうした話から、参加した子どもたちは海の大切さや未来に向けた意識を高めることができたようです。

児童たちによるアフレコ体験

その次は、児童たちによるアフレコ体験が行われました。言葉を持たない猿やタカの感情を声だけで表現し、アニメーションに合わせて演技するというユニークな試みでした。初めての経験に戸惑いながらも楽しみながら取り組む子どもたちの姿が印象的でした。

校長先生からのメッセージとして、「自分で調べる力を大切にして欲しい」という言葉があり、参加者全員が今後の学びに期待を寄せる内容でした。アニメを通じて、子どもたちの想像力が広がる瞬間が繰り広げられました。