計測業務を根本から変える!新クラウドサービス「KYOWA CLOUD」登場
株式会社共和電業(東京・調布市)は、同社の新しいクラウドサービス「KYOWA CLOUD」を発表しました。このサービスは計測業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し、業界の生産性向上を目指します。「KYOWA CLOUD」は「KYOWA CLOUD STREAM」と「KYOWA CLOUD FIELD」の2つのサービスで構成されています。
KYOWA CLOUDの背景
日本の産業界では、従業員数の減少や働き方改革に伴い、生産性向上が課題となっています。迅速な市場変化への対応も求められており、効率良い開発スピードが不可欠です。これらのニーズに応えるべく、共和電業は計測業務のDX化に乗り出しました。
KYOWA CLOUDの概要
「KYOWA CLOUD」は、センサから計測器、そしてクラウドまでを一元的に提供することで、顧客に対する差別化を図ります。これにより、データの一元管理や遠隔監視を通じて、効率的な業務運営を実現します。
KYOWA CLOUD STREAM
まず、「KYOWA CLOUD STREAM」は、高速な事象をリアルタイムでWebブラウザでモニタリング可能なサービスです。小型かつ軽量な測定器「CTRS-100シリーズ」と、(株)アプトポッドのIoTプラットフォーム「intDash®」を組み合わせることで、特に自動車試験分野において効率化を図ります。このシステムは、試験準備やデータ収集などのプロセスを簡素化し、リアルタイムにモニタリングする機能を備えています。さらに、アナログデータは最大2 kHzで収集することが可能です。
KYOWA CLOUD FIELD
もう一つのサービス「KYOWA CLOUD FIELD」は、インフラ構造物の状態監視など、長期的な監視に特化しています。土木インフラ分野での計測データをクラウドで一元管理し、監視業務を効率化します。このサービスは、時系列グラフやテーブル形式に対応しており、Webブラウザを介してデータを容易にダウンロードできる仕組みを提供しています。
主な機能と用途
「KYOWA CLOUD」は以下のような機能を持ち、様々な用途に応じて利用されます。
- - リアルタイムモニタリング: データをリアルタイムで確認できるため、自動車試験や建設機械の稼働状況を瞬時に把握できます。
- - アラート機能: しきい値を超えた場合にメールで通知が行われ、異常の早期発見を促進します。
- - 長期監視: ダムや橋梁などのインフラ設備の状態を長期にわたってモニタリングし、必要に応じて早期の対策を講じることができます。
共和電業の取り組み
共和電業は1949年の創業以来、ひずみゲージを日本で初めて商品化し、75年間にわたり技術を磨いてきました。同社は官公庁や大学、自動車関連メーカーなどの多様なニーズに応える製品を開発・製造しています。その姿勢は、社会と人々の安全を確保し、安心で持続可能な未来の実現を目指しています。
これからの計測業務において、「KYOWA CLOUD」は新たなスタンダードとなることが期待されており、業界の進化に寄与するでしょう。
プロモーションサイト
企業概要
- - 商号: 株式会社共和電業
- - 代表者: 下住 晃平
- - 所在地: 東京都調布市調布ヶ丘3-5-1
- - 設立: 1949年6月
- - 事業内容: 各種計測機器の製造販売
- - 資本金: 17億2,399万円
- - URL: 共和電業公式サイト