4G LTE鉄筋結束機
2024-10-03 23:21:47

世界初の4G LTE搭載鉄筋結束機「コネクティッドツインタイア」が登場

世界初の鉄筋結束機「コネクティッドツインタイア」



マックス株式会社とKDDI株式会社が共同開発した「コネクティッドツインタイア RB-442T-C-B2C/1450A」は、2024年10月中旬に関東一都三県で発売予定です。本製品は、世界初の4G LTE通信とGPS機能を備えた鉄筋結束機となります。この革新的な工具は、住宅基礎や鉄筋コンクリート構造物の施工において、鉄筋結束作業を一新することが期待されています。

4G LTE通信とGPS機能の利点



本製品にはKDDIのIoTネットワークサービス「グローバルIoTアクセス」が統合されており、これにより施工現場でのリアルタイムデータの管理が可能となります。具体的には、Webアプリを通じて鉄筋結束機の稼働データや位置情報を確認できるため、工具の効果的な配置や運用が促進されます。また、 GPSを活用することで、万が一の盗難時にも機器を追跡できるなど、セキュリティ面でも優れた利点があります。

建設業界のニーズに応える



近年、建設業界で注目されているのは、人材不足や時間外労働の上限規制による「2024年問題」です。これらの問題に対処するためには、作業効率を大幅に向上させることが必須です。従来の電動工具ではBluetooth®無線技術を使用して稼働状況を管理していましたが、通信可能範囲が限られているため、さまざまな制約がありました。

その点、本製品はデジタル技術と工具を組み合わせることで、効率的な運用が実現されます。このプロジェクトの過程では、両社が様々な実証実験を行い、使用現場でのフィードバックをもとに製品を改良してきました。

本製品の主な機能



1. Webアプリとの連携


  • - 盗難防止機能: GPS機能によりリアルタイムで位置を把握し、工具を遠隔操作でロックすることで盗難を防止。
  • - 稼働状況の可視化: 工具ごとの結束数を現場ごとにモニタリングし、現在の稼働状況を確認。
  • - 効率的な工具配置: 各現場での稼働状況をもとに、工具を適切に配置することができます。
  • - トラブルシューティング機能: エラーの発生状況を監視し、不具合時の対策を案内します。

2. 素晴らしい性能


  • - 素早い結束スピード: 1結束あたり0.5秒という驚異の結束スピードを実現。
  • - スムーズなワイヤ交換: 新機能により、ワイヤの交換がより簡単。
  • - 作業者の負担軽減: ショートストロークのトリガー操作で、作業時の負担を減少。
  • - 強い結束力: 結束時にワイヤが引き寄せられ、しっかりと固定できる能力があります。
  • - 狭い現場でも使いやすい: コンクリートのカブリ厚が少ない場合でも適応できる技術を搭載。

企業背景


マックスは1942年に設立され、主に事務機器や建築・建設工具の製造と販売を行っている企業です。一方、KDDIは1984年に設立され、通信事業を展開しています。両社ともに日本のデジタル化を進め、革新的なソリューションを提供するために努力しています。

今回のプロダクトは、建設現場における作業の生産性向上を目指し、今後もデジタル技術を駆使して改良を続ける予定です。どのようにこの製品が引き続き建設業界に貢献していくのか、今後の展開に注目です。


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会社情報

会社名
マックス株式会社
住所
東京都中央区日本橋箱崎町6-6 
電話番号
03-3669-0311

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