ドクターリセラがアクアフォトミクス解析を発表
2024年11月13日から15日、東京大学で開催された『第40回近赤外フォーラム』にて、ドクターリセラが新たな肌評価技術を発表しました。この技術は、洗顔後の肌の状態を迅速かつ正確に評価するもので、同社の研究開発によるものであり、多くのエステティックサロンでの応用が期待されています。
1. アクアフォトミクスとは
アクアフォトミクスは、水と光の相互作用を利用した新たな分析手法です。特に海洋深層水に着目し、肌のバリア機能や水分保持力などを評価することが目指されています。この技術によって得られる『アクアグラム®』は、水分子の構造や機能性を視覚的に示すものです。ドクターリセラは、サロン向けのコスメを供給しながら、この技術を活用することで、さらなる製品開発を推進しています。
2. 研究内容と手法
この研究は、神戸大学大学院との共同プロジェクトとして進められました。対象となったのは、41名の女性で、洗顔後の水分量と蒸散量を測定。近赤外スペクトルを使って肌の状態を評価しました。具体的には、洗顔後の時間ごとに得られるデータをもとに、肌のバリア機能が高いか低いかを高精度で判別することができる技術が開発されました。
特に注目すべきは、従来は20分待機してからの測定が必要だった点が、アクアフォトミクス解析により、洗顔後わずか5分または10分経過時でも正確な評価が可能になったことです。肌のバリア機能は、たった5分の間に大きな違いを示すかもしれないという発見は、非常に革新的です。
3. 今後の展望
ドクターリセラは、今後もこの研究分野を深化させ、簡易で精密な肌評価を実現する道を歩んでいくとしています。美と健康、環境に対する責任を持ちながら、持続可能な製品開発に取り組んでいく姿勢は、業界全体に影響を与えることでしょう。
4. ドクターリセラのブランドと信念
ドクターリセラは、全国3,286店舗のエステティックサロンにコスメを供給しており、その理念は「ファンデーションのいらない肌づくり」です。無添加のスキンケア化粧品を追求し、質の高い製品を提供し続けています。20年以上も海洋深層水に注目し、化粧品の基剤として使用し、さらなる技術革新に貢献していることは多くの支持を集めています。
エステティック業界での評価が高いのは、同社の努力と開発によるものであり、多くの消費者がその成果を楽しみにしています。
今後も、ドクターリセラの動向から目が離せません。新技術の影響を受けたスキンケア市場において、どのように発展していくのか、期待の声が高まります。