広島で外国人材の住まい確保支援へGTNが新たな取り組み

広島で外国人の住まい確保を支援するGTNの取り組み

外国人支援に特化したサービスを展開する株式会社グローバルトラストネットワークス（GTN）は、広島県の「外国人材の円滑な住宅確保に向けた民間賃貸住宅の賃貸借円滑化検討業務」を正式に受託しました。これにより、広島県内の外国人材が安心して住まいを確保できる環境を整備することを目指しています。

委託業務の概要

この業務では、広島県が選定した5社の受入企業に対して、外国人材の住宅確保を支援するための具体的な仕組みを提案・実施します。GTNは、受入企業や不動産業者、大家さんと協力し、課題の把握から現場での具体的な支援、定着のための仕組みを一貫して提供します。

主な業務内容

1. 普及啓発
企業の役割や外国人材の住宅確保について講義や資料作成を行い、普及啓発活動を実施します。これにより、企業と外国人材の現状について把握し、効果的な支援を行う準備を整えます。

2. 賃貸住宅の確保
受入企業と協力し、不動産業者への契約サポートや現地同行を行います。不動産業者や大家の抱える課題についても調査し、理解を深めます。

3. 啓発資料の作成
外国人向け賃貸の普及を推進するために、課題に基づいたセミナーや成功事例をまとめた資料を作成し、広く周知活動を行います。

4. 定着支援体制の設計
不動産事業者の外国人材対応の負担を軽減するための仕組みを考案し、現場でのスムーズな定着支援ができるように設計します。

外国人材が求められる広島県

広島県では、製造業など地域を支える重要な産業で外国人材の需要が急増しています。今後は、技能実習生や特定技能の受け入れがさらに進むと予想されています。そのため、外国人材が安心して生活し働けるような環境を整える必要があります。

特に住居に関しては、ごみ出しや騒音などの文化的な違いから、外国人が入居することを拒まれるケースが多いといいます。言葉の障壁だけでなく、異なる習慣や文化的背景も課題となっています。GTNは、19年間にわたる外国人支援の経験を活かし、受入側と外国人との相互理解と信頼関係の構築を図ります。

地域貢献への期待

広島県土木建築局住宅課の園田様は、GTNの豊富な経験と実績を頼りに、外国人材受入企業と連携し、スムーズな住宅確保の実現に向けての共同作業を期待しています。

GTNの企業情報

GTNは、2006年に設立され、「外国人が日本に来てよかった」を実現することをビジョンとして掲げています。様々な外国人のライフスタイルをトータルに支援するため、家賃保証や賃貸仲介、就職支援、携帯電話や金融サービスなど、多岐にわたるサービスを展開しています。また、社員の約70%が20国以上の外国籍メンバーで構成されており、異文化理解をもとに生活上の問題解決に取り組んでいます。