国土交通省が推進するProject PLATEAUの新しい情報提供依頼について

国土交通省が「PLATEAU RFI#2」を実施

国土交通省は、2050年に向けたデジタル社会の実現を目指し、1つのプロジェクト「Project PLATEAU」を推進しています。このプロジェクトは、都市デジタルツインを実現するために、多様なプレイヤーと連携して新しい公共サービスの創出に取り組むものです。2020年度に始まったこのプロジェクトは、去年の段階で既にいくつかの成果をあげており、今回はその新たな段階である「情報提供依頼(RFI#2)」を発表しました。

背景と目的

PLATEAUが展開しているのは、3D都市モデルを基盤にした新しい生活空間の構築です。これまでの取り組みでは、さまざまな実証実験を通じて3D都市モデルの満足度や可能性を探求してきました。しかし、次のステップとして「役立つ具体的なサービス」の実装が急務となっています。2026年度に目指すのは、地方公共団体や民間企業、地域コミュニティなど、さまざまな主体の協力を得て3Dモデルの整備・活用を促進することです。

RFI#2の内容

これまでの取り組みを踏まえ、RFI#2では来年度の実施検討テーマに対して、具体的な意見やアイデアを求めています。2023年6月から7月にかけて実施したRFI#1で寄せられたたくさんの提案を基に、8つの募集テーマが設定されています。

このRFI#2では、応募先として企業や大学、研究機関、団体などが検討されています。応募者は、指定されたテーマへの意見を「施策」「スコープ」「フィジビリティ」などの観点から提出することが求められます。

募集要項と期間

募集は令和7年10月1日から31日までの間に行われます。その間、応募ページには必要な情報や応募様式が掲載されるため、関係者はこの期間に確認する必要があります。

応募テーマの内容は必ずしも来年度の事業テーマの実施に直結するものではなく、また、RFIで提供された情報が全て採択されるわけではないため、注意が必要です。これについては国土交通省の都市局が運営する業務として別途公募が行われる予定ですが、RFIでの意見が無条件で採用されることはありません。

参考情報

Project PLATEAUに関する詳細情報は国土交通省の公式ウェブサイトで確認でき、現在も進行中の4つの主要な活動、例えば3D都市モデルの普及や地域コミュニティの活性化を促進するための取り組みが公開されています。また、テクニカルレポートやユースケース紹介など、具体的な情報も順次更新されるので、興味のある方はぜひ覗いてみることをお勧めします。

このように、国土交通省が実施するProject PLATEAUは今後も目が離せないプロジェクトです。日本の都市社会を変革する鍵となるこの取り組みへの参加を通じて、私たちも新たな未来の一端を担うことができるかもしれません。