47都道府県での新型コロナ対策支援を目的とした47コロナ基金の設立

公益財団法人地域創造基金さなぶりは、2020年6月1日に「47都道府県新型コロナウイルス対策地元基金」（通称：47コロナ基金）を設立しました。この基金の主な目的は、各地域が直面する新型コロナウイルスの影響からの回復を支援することです。

47コロナ基金は、全国の47都道府県を対象にしており、寄附者が指定した地域に直接寄付を届ける仕組みを提供しています。これにより、コミュニティのニーズに合わせた支援を行うことができ、現場で活動するNPOや医療関係者、企業がその恩恵を受けることが可能です。

地域創造基金さなぶりは、これまでに約17億円の資金調達を行い、特に東日本大震災や熊本地震の際には、被災地の復興支援において大きな役割を果たしてきました。新型コロナウイルスによる影響は広範囲にわたるため、今回の47コロナ基金もこのような過去の経験を生かし、迅速かつ柔軟に地域の支援を行うことを目指しています。

47コロナ基金には三つの特徴があります。第一に、寄附者が選んだ地域への支援を可能にすること。第二に、寄附金は控除対象となるため、寄附を通じた税制上のメリットがあります。第三に、全国全ての都道府県をカバーする初の取り組みであり、寄附金が地域活動に広く利用されることを目的としています。

寄附を行うには、クラウドファンディングプラットフォーム「コングラント」を利用し、各地のNPOや社会的企業が募集するプロジェクトに支援を行います。寄附者は、ウェブサイトから地域を選び、クレジットカードや銀行振込で簡単に寄附ができる仕組みです。これにより、幅広い層の市民が地域の支援に参加しやすくなっています。

この基金では、医療機関にマスクや防護具を供給する活動を支援したり、非営利団体の事業費に充当することを通じて、新型コロナウイルスの影響を受けた地域の課題解決に取り組みます。また、寄附者が寄附先として指名した地域に実際にその資金が届けられる仕組みになっているため、地域住民の生の声を反映した支援が行われます。

新型コロナウイルスの影響で困難な状況にある地域コミュニティが元気を取り戻し、持続的に発展していくための手助けとなることを目指す47コロナ基金。地域のつながりを強め、困難を共に乗り越える力を育むため、ぜひこの基金への支援をご検討ください。詳細な情報や寄附の方法については、公式ウェブサイトをご覧ください。