森林吸収系カーボン・クレジットで脱炭素社会を目指すフォレストック協会の挑戦

脱炭素化への取り組みが急務

地球温暖化の進行に伴い、脱炭素化はますます重要な課題となっています。特に2023年3月20日に発表された「第6次統合報告書」は、気候変動の影響を危惧し、今後の社会における対策の重要性を警告しています。人間の活動による温室効果ガスの排出がこの問題の原因であり、この10年以内の選択次第で未来が大きく左右されるとされています。

フォレストック協会の存在

このような背景の中、フォレストック協会は持続可能な森林管理を通じて脱炭素社会の実現に寄与するべく、2008年に設立されました。フォレストック認定制度では、適切な森林管理を行っている国内の森林を認定し、そのCO2吸収量を証明するクレジットを発行しています。このクレジットは企業のCSR活動やブランディング活動に活用され、社会貢献と企業価値の向上が図られる仕組みとなっています。

カーボンクレジットの仕組み

このカーボン・クレジット制度では、認定を受けた森林から生まれるCO2吸収量を基に「CO2吸収量クレジット」を発行し、企業がこれを購入することができます。クレジットの代金は、森林整備に使われるため、植栽や間伐、林道の整備、さらには林業機械の購入が可能になります。このようにして、持続可能な森林経営がサポートされ、より多くのCO2吸収を促進することが期待されます。

フォレストッククレジットの活用

フォレストックのクレジットは、すでに140社以上の企業に導入されています。主にマーケティングや企業のブランディングを目的に、多くの企業がこのクレジットを利用しています。例えば、企業は「商品を購入することで、国内森林の保全を支援します」といったメッセージを商品に添えることで、購入者に環境保護への意識を促し、同時に商品に付加価値を与えることができます。

企業が環境問題に積極的に取り組むことを宣言することで、消費者との信頼関係の構築にもつながります。また、消費者が支持することで、環境意識の高まりや、持続可能な社会づくりが進むことが期待されます。

フォレストック協会の将来へのビジョン

フォレストック協会の最終的な目標は、カーボン・クレジットを通じて森林管理と企業、そして消費者との新しい接点を作ることです。これによって、皆さんと共に日本の森を守り、持続可能な脱炭素社会の実現を目指しています。私たちは、4月1日に発信される夢を実現させるために、日々真剣に取り組んでいます。

一般社団法人フォレストック協会への連絡先は以下の通りです。

- 住所: 東京都千代田区永田町2-11-1 山王パークタワー5階
- 電話: 03-3596-0560
- ホームページ: フォレストック協会

私たちの活動に興味を持たれた方のご参加をお待ちしています。