河合楽器とヘラルボニーのコラボピアノ
株式会社河合楽器製作所と株式会社ヘラルボニーのコラボレーションによる特別なピアノが、フランス・パリで開催された障害者支援の展覧会に登場しました。本展覧会は、フランス最大級の障害当事者団体である「APF France handicap」が主催し、多様性を尊重し、社会参画を促進することを目的としています。
展覧会の概要
2023年8月14日から25日まで行われた「L'Art coûte que coûte(ラール・クートゥ・ク・クートゥ)」では、障害を持つアーティストたちによる約80点の作品が展示されました。このイベントは、芸術を通じて障害者の創造性や表現力を広く発信する国際的な文化イベントとして注目されています。
ピアノを展示するのは、河合楽器が誇るフラッグシップ・グランドピアノ、「Shigeru Kawai」を基盤にした特別モデル、SK-5『KIZASHI』です。このピアノは、ヘラルボニーの契約作家であるSATO氏のアート作品「BIG STEP」をフィーチャーしています。展示は当社にとって初めての試みであり、音楽とアートが交差する瞬間を創出しました。
受賞歴を誇るアートとのコラボ
2022年に初開催された本イベントは、今年で3回目を迎えたものの、株式会社ヘラルボニーのアート作品とのコラボレーションは特に注目されています。8月25日には、レセプションが行われ、フランスの障害者政策担当大臣を含む約350名が招待され、出展された『KIZASHI』に込めた想いや取り組みが紹介されました。また、この日は特別ゲストとしてピアニストの木内夕貴氏が『KIZASHI』を使用して演奏を行い、会場は感動的な雰囲気に包まれました。
河合楽器のビジョン
河合楽器が100周年を迎える2027年に向けて、同社は今後も優れたピアノを届けるだけでなく、音楽を通じて一人ひとりが自分らしく表現できる社会を構築する意思を表明しています。安居敏則氏は、この『KIZASHI』がその象徴であると語ります。
特にアートとピアノが結びつくことで、作品が新たな命を与えられ、観る人に感動を与えることに価値を感じているとのことです。
APF France handicapの視点
展覧会の文化プログラム責任者であるNathalie CACLARD氏は、SATO氏の作品とのコラボレーションについて、「特別な芸術体験が生まれた」と述べ、視覚と聴覚が交響する貴重な瞬間に感謝しています。音楽とアートが調和することで、更なる文化的な表現の可能性が生まれることを期待しています。
まとめ
今回の展覧会は、河合楽器とヘラルボニー、そしてAPF France handicapの連携によって、音楽とアートの融合が実現しました。『KIZASHI』は、ただの楽器を超え、多くの人々の心を動かす存在として今後も活躍していくことが期待されています。詳細は
こちらの特設サイトから確認できます。