JASRACが著作権教育の新たな寄付講座を開始、国内大学に500万円を支援

JASRAC、著作権教育の寄付講座を公募開始

日本音楽著作権協会（JASRAC）は、著作権に関する公募型寄付講座「寄付講座JASRACキャンパス」の2025年度募集を9月1日より開始すると発表しました。この取り組みは、大学や短期大学、専修学校、さらには高等専門学校などの教育機関における著作権の教育と研究を支援することを目的としています。

プログラムの概要

「寄付講座JASRACキャンパス」は、選考された教育機関に対して、著作権に関連する講座の設置や運営に必要な資金を提供します。寄付金は年間最大500万円となり、法学、文化芸術、教育、エンターテインメント、生成AIなどの多岐にわたる分野での講座が対象です。昨今のSNSや生成AIの普及により、著作権についての理解が求められる中、教育機関におけるこのような取り組みは非常に重要です。

教育と文化を支える意義

著作権に関する正しい知識は、文化芸術の発展や社会の健全な成長に大いに寄与します。JASRACの寄付講座は、著作権が尊重される社会の実現を目指し、教育機関での研究の向上を通じて新たな価値創出や人材育成にも貢献するとしています。実際、昨年度は日本各地の大学から応募があり、6校が寄付先として選ばれました。