元Apple広報担当、運営モデル革新を目指すPOMiEに参画

竹林賢氏、POMiEの執行役員に就任

フリーランス美容師向けのシェアサロンを展開する株式会社POMiE（本社：東京都）は、元Apple Japan広報部長の竹林賢氏を執行役員として迎え入れることを発表しました。新たな経営体制を強化することで、同社の事業拡大を目指します。

竹林氏の豊富な経験

竹林氏は、1984年に慶應義塾大学経済学部を卒業後、外資系企業で広報・マーケティングを担当し、2002年から22年間にわたりApple Japanの広報部長を務めてきました。多様な業界での経験を持つ彼は、スタートアップ企業への広報支援も行っており、その知見をPOMiEの経営に活かすことで、革新を促進することを期待されています。

POMiEの使命と展望

POMiEは、フリーランス美容師に新たな働き方を提供する「FAaaS（Facility as a Service）」モデルを導入し、特に「人間中心の価値設計」に基づいたサロン環境の提供を大切にしています。恵比寿に開設された1号店は、オープンから3ヶ月で満席となるほど高い評価を得ています。

竹林氏は、Appleで培った「ユーザー体験」を基盤としたブランド設計と、POMiEの理念が共鳴することに強い関心を寄せています。彼は「働く人の生き方や価値観に寄り添う」姿勢を評価し、POMiEをサードプレイスとして形作る構想に共感を示しました。

経営陣の多様な背景

POMiEの経営陣には、Apple Japanで営業部長を務めた現代表の谷口慎一郎氏や、D2Cブランド「AFRIKA ROSE」を展開する田中秀行氏（共同代表）など、多彩なキャリアを持つメンバーが揃っています。その中で共通しているのは、D2Cモデルに対する深い理解と、サービス業への敬意です。

このように、異なる視点から集まった経営陣が、共通の価値観を持つことで新たなシナジーを生み出しています。その結果、従来の美容業界の枠を超えた革新的なサービスを実現し、持続的な発展を遂げることが期待されています。

今後の展開と投資者へのメッセージ

POMiEは、恵比寿1号店に続く2号店を夏にオープンする予定で、急成長を遂げています。また、2024年11月にはエンジェル税制の対象企業に認定され、個人投資家にとっても魅力的な選択肢となるでしょう。

竹林氏の参加によって、POMiEはブランド力や社会的信頼性を一層高め、関係者との結束を深める重要なステップを踏み出しました。この会社は美容業界の枠を超え、「働く人々の生活を支える」という新しい在り方を示す存在であり続けることを目指しています。

POMiEは今後も、新しい働き方やビジネスモデルを提案し、フリーランス美容師や利用者にとっての価値を高めていくことで、業界の未来を切り開いていくでしょう。