2025年度省エネ大賞受賞「省エネフィッティング」の詳細
2025年度省エネ大賞が東京ビッグサイトで行われ、その中で当社の「省エネフィッティング」が資源エネルギー庁長官賞を受賞しました。この受賞は、我々の技術が効果的に省エネルギーに寄与していることを示す重要な成果です。
受賞の背景
「省エネフィッティング」は、当社の佐藤文秋氏が日本ファシリティ・ソリューション㈱、東海大学の山川教授と協力して進めたプロジェクトです。この手法は、既存の設備を活用し、新たな工事や手間をかけることなく、データを基にした運転分析のみで設定を調整するものです。その結果、大幅な省エネルギーを達成しました。
受賞式には、当社の大嶋代表兼技術本部長をはじめとするメンバーも出席し、共にトロフィーを手にした瞬間の喜びを分かち合いました。今回の賞は、省エネルギーセンターが主催するもので、優れた省エネの取り組みを評価するものです。今年度は多くの応募の中から59件が選ばれ、我々の「省エネフィッティング」はその中でも特に高い評価を得ました。
省エネフィッティングの具体的な取り組み
この手法は、従来の空調機や冷温水ポンプの制御に関する問題を解決するものです。一般的に、これらの機器は必要以上の風量や差圧で運転されており、結果としてエネルギーが無駄に消費されていました。しかし、「省エネフィッティング」では、以下の3つの工程を実施することにより、省エネを実現しました。
1.
運転履歴データの解析: 過去の運転データを解析して、抑制可能な風量や差圧を抽出。これにより無駄の発見が可能となります。
2.
差圧テーブルと季節毎の抑制値の検討: 季節ごとの使用状況に応じて、最適な抑制値を設定。この柔軟なアプローチが、省エネを容易にしました。
3.
インバータ設定変更: 工事を行うことなく、シンプルな設定変更で大きな省エネを達成。具体的には、空調機のVAV制御を用いて最大60%の省エネ、冷温水ポンプのVWV制御においては最大85%の省エネを実現しました。
この省エネフィッティングは、昨年の空気調和・衛生工学会の学会賞も受賞しており、業界において注目されています。工事を必要とせずに運用改善ができる方法は、多くの企業にとって大きな魅力であると言えるでしょう。
今後の展望
受賞をきっかけに、さらにこの技術の普及を進めていきたいと考えています。環境への配慮が求められる現代において、省エネはただの節約ではなく、持続可能な社会を築くための重要な要素です。今後も「省エネフィッティング」の技術向上を目指し、多くの企業や機関と連携を深めていく予定です。省エネの重要性は増す一方であり、当社の取り組みがその一助となることを願っています。