栃木県那須町の温泉ホテルが環境大臣表彰を受賞!
栃木県那須町に位置する温泉ホテルが、環境大臣から特別な表彰を受けました。この表彰は、環境保護や持続可能な取り組みを行っている団体や個人に与えられるものです。表彰式には、渡嘉敷奈緒美環境副大臣が出席し、ホテルの新田恭一郎代表取締役会長兼社長に賞状とトロフィーが授与されました。この栄誉ある瞬間に、新田会長は自身のホテルが行ってきたさまざまな活動について発表しました。
環境への取り組み
新田会長が強調したのは、平成28年4月に稼働を開始した関東初のバイナリー発電所です。この発電所は、14.5kWの発電能力を持ち、ホテルのエネルギーの一部を自給自足できます。環境省が主催するこの大臣表彰は、10年度から開始され、今年で20回目を迎えます。今回の表彰では、151件の応募があり、その中から40件が受賞しました。
ヒートポンプやペレットストーブの導入
温泉ホテルでは、平成18年度から温泉排湯熱を利用したヒートポンプを導入し、さらには東日本大震災の後の平成24年度には木質系燃料のペレットストーブも設置しました。これらの取り組みは、環境に優しいエネルギーの利用を促進し、地域社会にも貢献しているのです。新田会長は、バイナリー発電所稼働がこれらの取り組みの第三弾であると述べました。
地域との連携
この発電所の整備は、環境省の二酸化炭素排出抑制対策事業費補助金を受けて進められ、さらに「那須地域地球温暖化対策協議会」の助言も得ています。新田会長は、受賞を契機に二酸化炭素削減への取り組みを一層強化するとともに、「地球環境に優しいホテル」として、商業活動を推進していきたいという意向も表明しました。
今後の展望
さらに、ホテルでは使用済み温泉水を利用したハウスでのイチゴや葉物菜の栽培、温浴施設の整備なども検討しています。これらのプロジェクトは、環境に対する配慮を深めるだけでなく、訪れるお客様に新たな体験を提供することにもつながります。新田会長は、持続可能な未来の実現に向け、さらなる努力を続ける決意を示しています。
この温泉ホテルの取り組みは、日本の観光業界においてもいいお手本となり、他の施設にも影響を与えることでしょう。
お問い合わせ
本件に関する詳細は、ホテルサンバレー那須の企画開発・広報担当部長である佐藤範明さんまでご連絡ください。代表電話番号は0287-76-3800、ファックスは0287-76-6688、携帯電話は090-4669-6280、メールアドレスは
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