新たなる建築の可能性が広がる「3days DESIGN CHAMPIONSHIP 2024」
2024年10月22日、東京都内で開催された「3days DESIGN CHAMPIONSHIP 2024」GRAND FINALで、チーム「神緑」が栄冠に輝きました。この大会は、住環境や建築、土木、デザインを学ぶ学生に向けての超実践型インターンシップとして、多くの注目を集めています。優勝した企画「社(やしろ)」は、実際に建築・販売されることが決定しており、これまでの参加者にとって大きな喜びとなるでしょう。大会は、毎年多くの学生が集まり、全国各地からの応募も増加しているとのことです。
「3days DESIGN CHAMPIONSHIP」の魅力とは?
「3days DESIGN CHAMPIONSHIP」は、株式会社オープンハウス・ディベロップメントが主催し、毎年新たな才能を発掘しています。参加資格は、建築やデザイン系の大学生であり、今年は151名の学生がエントリーしました。最終的には全33チームが集まり、東京都内の実在の土地を使った設計を競います。参加者は、プロの指導のもと、実際にお客様が求める住まいをどのように設計するかを考え、プレゼンテーションを行います。
競技の流れ
大会は、予選とGRAND FINALから成り立っており、チームは3日間で新築戸建の企画を形にしなければなりません。最終日には特別審査員と建設事業部の社員が参加し、厳正な審査が行われます。今年のお題は「池袋エリア」で、学生たちは市場ニーズを分析しながら独自の理念を持つ家を設計しました。
優勝チーム「神緑」の挑戦
「神緑」チームは、リーダーの竹原明子さんを中心に、北海道大学大学院の上野怜也さん、高知工科大学の加藤夢望さん、大同大学の大野倭さんが参加しました。彼らの設計は、都会の喧騒の中で心の安らぎをもたらす神社の魅力を再解釈し、家族にとっての心の拠り所となる住まいを提案しました。
優勝の喜びと今後
竹原さんは、インターンで実際に家が建つという体験が新しい挑戦であり、また仲間とともに全力で取り組むことで生まれたプランが評価されたことに感謝を表しました。優勝チームには、$500,000の賞金が授与され、優れたアイデアが実際の住宅となることも大きな特徴です。さらに、昨年の優勝チームの企画も建築中とあって、このインターンは参加者にとって非常に魅力的な機会であることは間違いありません。
インターンシップの意義
オープンハウス・ディベロップメントの設計事業部の新田部長代理は、参加学生に住宅設計の魅力やその難しさを体験してもらうことがインターンの重要な目的であると述べました。このように、インターンシップを通じて若者たちがデザインの世界に飛び込むきっかけとなり、住宅業界に対する理解を深めることが大切であると強調しています。これからも多くの若者がこの舞台で自身の夢を追い求め、未来の住宅業界をリードしていくことでしょう。
まとめ
「3days DESIGN CHAMPIONSHIP」は、単なるインターンシップに留まらず、学生たちが実際の建築に関わる貴重な機会を提供しています。今年の優勝チーム「神緑」の設計した住宅が完成する日を楽しみにしています。このような取り組みが、今後も日本の建築界に新しい風を吹き込むことでしょう。