レオピン杯2025が開幕
2025年5月31日、大阪の鶴見緑地球技場で「第十回レオピン杯Copa Amputee」が幕を開けました。この大会は、株式会社エスエスケイと「hummel(ヒュンメル)」がサプライヤーとして協力し、特別協賛企業に湧永製薬株式会社を迎え、障がい者スポーツとしてのアンプティサッカーの魅力を広げるべく行われています。初日の試合では、合計6試合が行われ、観客たちを熱狂させました。
アンプティサッカーと日尼交流
日本におけるアンプティサッカーは、2010年にその歴史をスタートし、主に上肢または下肢に切断障がいを持つ選手たちによってプレーされています。年に2回の全国大会が開かれるレオピン杯は、毎回新たな試みに挑戦していますが、今回は特に注目すべき点がありました。それは、インドネシアのクラブチーム、ペルサジャ ジャカルタFCが初めて参加したことです。彼らは大会の初戦で関西セッチエストレーラスと対戦しました。
技術力で魅了するインドネシアのクラブ
初戦では、インドネシアの選手たちが見事なパス回しで相手を翻弄し、先制点を挙げるなど、その技術の高さを際立たせました。しかし、残念ながら試合は逆転負けで終わり、2試合目も1点差で惜敗。チームのキャプテンであるADITYAさんは、「チームが海外遠征を果たしたことがとても嬉しい。今日は体調が万全ではなかったが、選手たちは頑張っている。今後の試合では反撃したい」と意気込んでいます。
また、インドネシアアンプティサッカー協会のYudi Yahya会長も、「日本に招待されたことは光栄だ。試合は緊張したが、非常に充実していた。この交流を通じて、両国の関係が深まることを願っています」と語っています。
大会の日程と結果
レオピン杯は6月1日にも行われ、準決勝や順位決定戦、決勝戦など5試合が予定されています。これまでの試合結果は以下の通りです:
- - 関西セッチエストレーラス 3 - 2 ペルサジャ ジャカルタFC
- - FCアウボラーダ 2 - 0 千葉・広島合同チーム
- - FC TS ONE 2025 0 - 1 関西セッチエストレーラス
- - ガネーシャ静岡AFC 0 - 4 FCアウボラーダ
- - ペルサジャ ジャカルタFC 1 - 2 FC TS ONE 2025
- - 千葉・広島合同チーム vs ガネーシャ静岡AFC
この大会の開催は、国際的な交流や相互理解を深める貴重な機会であり、今後の展望にも期待が寄せられています。
ヒュンメルの歩み
大会のサプライヤーである「hummel」についても触れておきましょう。デンマーク発のこのスポーツブランドは、1923年に誕生し、スタッド付きスパイクの開発でサッカー界に革命をもたらしました。重さのせいで飛べないとされていたハチの努力を象徴として、ブランドを象徴するロゴも定評があります。現在は「Change the World Through Sport」というビジョンをもとに、新しい挑戦を続けています。
まとめ
「第十回レオピン杯Copa Amputee」は、スポーツを通じた国際交流の重要性を改めて考えさせられるイベントとなりました。今後もアンプティサッカーの普及と、参加国との親善交流が進むことを期待しています。