中小企業向けにセキュリティ対策を強化する新サービス『パスクラ』を発表

新サービス『パスクラ』の登場

株式会社KAENは、企業向けクラウド型パスワード管理サービス『パスクラ』の提供を開始しました。このサービスは、最大10名まで完全に無料で利用でき、企業が抱えるセキュリティリスクに効果的に対応しています。

サイバーセキュリティの現状

最近、経済産業省と情報処理推進機構（IPA）が発表した調査によると、日本の企業の約70%が適切なセキュリティ体制を整備していない実態が明らかになりました。さらに、サイバー攻撃による被害は平均73万円に達しており、その再発防止が急務とされています。特に中小企業はリソースの限界からセキュリティ対策が後手に回り、「サイバードミノ」現象と呼ばれる被害の連鎖が問題視されています。

『パスクラ』の特長

『パスクラ』は、企業が直面する外部からの攻撃や内部の情報漏洩に対抗するための「予防対策」と「事後対応」の両方を実現しています。具体的には、以下のような機能が提供されています。

1. 強固な暗号化技術

パスクラは強力な暗号化技術を使用し、パスワードの管理を行います。これにより、弱いパスワードや使い回し問題が根本から解決されます。

2. アクセス制御と権限管理

退職した従業員からの不正アクセスリスクを排除するため、退職時にアクセス権限が一括で削除される機能も搭載。これにより、安心して勤務後の情報管理が可能です。

3. ログ管理機能

すべてのアクセスログが記録され、問題が発生した際の原因特定が迅速に行えるよう対応しています。これにより、問題発生時の平均復旧期間を大幅に短縮することが期待できます。

サービスの導入方法

『パスクラ』の導入は非常に簡単で、たった3つの手順で開始できます。まず、アカウントを作成し、次にブラウザ拡張機能をインストール、最後に設定したメールアドレスとパスワードでログインします。既存のパスワードマネージャーからも一括移行が可能で、既存環境を変更する必要がありません。

信頼のおける選択肢へ

現在、初期費用も月額費用もかからないFreeプランが提供されており、中小企業から大企業まで対応しています。また、11名以上の組織には月額450円で利用できるビジネスプランも用意されています。政府調査によると、セキュリティ対策に投資を行っている企業の多くが新規取引に成功しているため、投資対効果も高いとされています。

企業情報

株式会社KAENは2019年に設立され、さまざまな業界向けにセールスインフラサービスを提供してきました。今後も、セキュリティの向上と業務の効率化を図るための取り組みを進めていくとのことです。

『パスクラ』を利用することで、企業はサイバー攻撃から自社を守りながら、安心して業務を行うことが可能になります。興味がある方は、ぜひ公式サイトで詳細を確認してみてください。