地域連携強化
2025-02-02 00:47:22

岡山大学が地域連携を強化し研究基盤向上の新たな施策を提案

岡山大学、地域連携による研究力強化に挑む



国立大学法人岡山大学は、地域の大学と高等専門学校との連携を強化し、研究力向上を目指す新たな取り組みを行っています。2024年12月27日、大阪大学豊中キャンパスで開催された「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に関する意見交換会がそのひとつです。参加したのは、大阪大学、大阪公立大学、奈良工業高等専門学校の3つの教育機関です。

この意見交換会では、地域の研究基盤や機器の共用、液体ヘリウムリサイクル事業について活発な議論が交わされました。特に、「阪奈機器共用ネットワーク」が注目され、液体ヘリウムのリサイクル事業が他の機関と連携しつつ進められています。岡山大学もこの地域連携を視野に入れ、さらに多くの機関と協力しながら研究の基盤を整える構想を持っています。

意見交換での発表内容


会議ではそれぞれの大学から発表がありました。岡山大学の畑中耕治本部長は、「研究基盤」とは研究機器だけでなく、それを運用する人材も含まれると語りました。また、本学のJ-PEAKS事業における「人材の高度化」や、「イノベーション創出の地としての役割」の重要性についても語りました。

河本雅紀課長は、研究に必要な基盤支援を強化する必要性を指摘し、地域社会と連携することで研究の進展が期待されると述べました。さらに、技術職員の組織化や専門技術の向上についての提案がなされ、それがどのように研究環境を改善するかについても話し合いました。

液体ヘリウムの重要性


液体ヘリウムは、その低い沸点から最も重要な冷却材の一つですが、その供給が不安定なことがいまだに研究活動の障害とされています。液体ヘリウムの利用を地域で効率的に行えるようにするため、現在進行中の液体ヘリウムリサイクル事業を基本に、各大学が意見交換を行いました。これにより、地域全体での研究活動が促進されることが期待されています。

未来に向けて


この意見交換会の結果をもとに、岡山大学はさらなる研究基盤の充實を図る予定です。特に文部科学省から採択された「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」を通じて、岡山大学は地域社会のニーズに応える研究を推進し、国全体の研究力向上に寄与したいと考えています。これからの研究活動が地域や全球的な問題解決につながるよう、引き続き努力していく所存です。

意見交換会の後には、大阪大学の機器利用予約システムに関する情報共有も行われ、これからの大学間の連携がより強固になることを期待しています。

岡山大学の挑戦に、今後とも注目していきましょう。


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会社情報

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国立大学法人岡山大学
住所
岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス本部棟
電話番号
086-252-1111

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