六甲バター株式会社が語る「実は」バター未製造の真実とは？

六甲バター株式会社が語る「実は」

六甲バター株式会社（本社：神戸市）は、2015年12月で77年目を迎えるにあたり、少し意外なブランドの歴史を振り返ることにしました。「実は、一度もバターを作ったことがない」というこの事実を知らない方が多かったため、SNSでも多くの驚きの声が寄せられています。

SNSの反響

2023年11月29日、六甲バターの公式SNSアカウントに投稿された内容が、30万回以上に渡って閲覧されました。その投稿では「六甲バター」と名付けられた企業が、実は創業以来一度もバターを製造していないという事実が明かされ、多くの人々が驚きとともにコメントを寄せていました。「そうなんだ！w」「社名がQBBと思ってた😮」など、親しみを込めた反応が多数あり、ブランドへの愛着を感じさせます。

ブランド名と社名の違い

さて、QBBという名前は広く知られているものの、それが実は社名ではないことをご存知でしょうか？実際の社名は「六甲バター株式会社」です。長い歴史の中で、QBBというブランド名が社名以上に多くの人に認知されるようになり、誤解が生じているようです。QBBはQuality’s Best & Beautifulの略で、その名の通り、品質の高さにこだわり、健康的でおいしい製品を提供することの象徴となっています。

六甲バターの歴史

六甲バター株式会社は、1948年に「平和油脂工業株式会社」として設立され、当初はマーガリンの製造を行っていました。マーガリンはその当時「人造バター」と呼ばれ、製造されていたのは農林省指定の工場でした。その後、自由経済に移行する中で、製品が広く認知されるようになり、1954年に社名を「六甲バター株式会社」に改めました。

1958年にはQBBブランドのプロセスチーズの製造を開始し、瞬く間に全国に広がりました。今では、同社の売上の98%がチーズ製品からのものであり、その地位を盤石なものとしています。