株式会社リセ、11.4億円の資金調達を実施
株式会社リセは、東京都千代田区に本社を構える中堅中小企業向けのリーガルテックサービスを提供する企業です。2023年11月、同社はシリーズCラウンドのファーストクローズとして11.4億円の資金を調達しました。この調達は、リードインベスターのMPower Partners Fundを筆頭に、新規および既存の投資家が参加した第三者割当増資を通じて行われました。
資金調達の詳細
今回の資金調達は、中堅・中小企業が簡単に質の高い法的サービスにアクセスできるようにするための強力な後押しとなります。リセは、AI契約書レビューサービス「LeCHECK」、翻訳機能「LeTRANSLATE」、AI自動管理サービス「LeFILING」など、企業法務業務の効率化を図る複数のサービスを展開しています。ここで調達した資金は、新規事業の開発、既存事業の拡大、さらには人材採用の強化に充てられる予定です。
投資家の支持
参加した新規投資家にはSansan株式会社、既存の投資家にはAngel Bridge株式会社やBRICKS FUND TOKYO(三菱地所株式会社)が名を連ねています。このような強力な投資基盤が、リセのさらなる成長を助ける要因となります。
企業のビジョンと今後の展開
リセは「争いのない『滑らかな』企業活動を実現する」ことを企業のハートに据えています。代表の藤田美樹氏は西村あさひ法律事務所出身で、豊富な法律知識を駆使して、新技術を使ったリーガルテックの発展を目指しています。AIを用いた契約書レビューサービスは、導入企業数が約4,000社に達しており、特に中堅中小企業の法務部門に高い評価を得ています。
法務課題の解決に期待
MPower Partners Fundのパートナーである深澤優壽氏は、この資金調達を通じてリセのプロダクトが法人の法務業務を効率化し、高品質化を促進することに期待を寄せています。リセの提供するサービスが幅広い業界で利用されており、特に数千社の顧客がその効果を実感しているとのことです。
まとめ
リセが調達した11.4億円は、同社が中堅・中小企業に対して質の高い法的サービスを提供する上での新たなステップとなります。これからも最先端の技術と法律の専門知識を融合させ、より多くの企業の法務課題の解決に貢献していくことでしょう。今後のリセの発展に大いに期待されます。