高湿度冷蔵庫の新技術
2025-06-30 09:33:22

大阪・関西万博に新技術が登場!高湿度冷蔵庫が古米を新米のように変える

大阪・関西万博に出展する高湿度冷蔵庫



2025年に開催される大阪・関西万博で、フードテクノエンジニアリング株式会社が新しい冷蔵技術を披露します。その名も「高湿度冷蔵庫」。この革新的な技術は、1℃で湿度95%を実現し、古米を新米のように保つことができると言います。食品業界におけるフードロス削減を目的としたこの技術は、全国の食品工場や低温物流センターにおいても導入されており、デリケートな食材をより長く鮮度を保ちながら保存する戦略が注目されています。

フードテクノエンジニアリングの基本理念



フードテクノエンジニアリングは、食品工場や低温物流センター向けに、冷却設備の計画から設計、施工、アフターサービスまでを手がける企業です。設計・施工の実績をもとにした全国12カ所のメンテナンスネットワークを駆使して、安全で確実なサービスを提供しています。独自のノウハウを活かし、業界における信頼を築いています。

高湿度冷蔵庫の特長



この高湿度冷蔵庫は、特許を取得した技術によるもので、200以上のテスト実績を持ちます。従来の冷蔵保管に比べ、冷蔵された野菜や果実、さらには花弁などがより良い鮮度を維持できることが実証されています。特に、日本食文化においても知られる「雪室」を模した環境を提供しますが、雪のない地域でも、緻密な温湿度コントロールによって、必要な低湿度環境を実現します。このことは、鮮度を限界まで保持することを可能にするだけでなく、食材の甘味や旨味を引き出す役割も果たしています。

ポイント:重要な長期保存機能



高湿度冷蔵庫では、蒸散による水分消費が抑えられ、食材が失われずに保管されるので、鮮度保持ができます。例えば、熟成イチゴを通常の冷蔵庫で保管した場合、早い段階で傷んでしまう現象が見られますが、この新しい冷蔵庫では35日間、イチゴを適切に保存することができるのです。これは、食品としての価値を長持ちさせるだけでなく、食料廃棄物を減らす手助けとなります。

清潔な環境を維持



加えて、高湿度冷蔵庫の特殊な庫内設計は、空気の循環を適正化することで、微細なカビや埃をしっかりと捕らえ、自動的に清潔な空間を提供します。これにより、庫内の湿度を維持しながらもカビの発生を防ぎます。この技術は背景にある独自のクーラー設計から実現されており、特にお米などの食品の保存にも非常に効果的です。

新しい流通の選択肢:モイスチャーコールドチェーン



万博会場の特設パビリオンでは、フードテクノエンジニアリングの新技術に基づいた「モイスチャーコールドチェーン」も紹介されています。これは、伝統的なコールドチェーンに新たな概念を取り入れ、食品の鮮度を長期間保つことができる画期的な流通の仕組みです。例としてイチゴが挙げられますが、この技術によって、消費者が新鮮な産物を手に入れることができる可能性が広がります。

未来への展望



高湿度冷蔵庫は、食文化の革新を促進し、フードロスの削減に寄与しうる貴重な技術です。万博を通じて新たな未来像を想像し、食で笑顔を生み出すことを目指していると、フードテクノエンジニアリングは語ります。この技術によって、私たちは新たな食文化を創造し、飢餓で苦しむ人々がいない世界を実現できるのではないかと期待が寄せられています。

「高湿度冷蔵庫」によって、雪のない地域にも「雪」を届ける新たな可能性が広がることを期待しつつ、今後の発展を見守りましょう。


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会社情報

会社名
フードテクノエンジニアリング株式会社
住所
大阪府大阪市西淀川区佃5丁目9番5号
電話番号
06-6474-3910

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