SmartHRとJOEが新たな協業関係を発表
株式会社SmartHR(以下、SmartHR)と株式会社JOE(以下、JOE)が協業関係の強化を発表しました。これにより、両社は「SmartHR」ユーザーに向けて「人事給与業務の代行(BPO)」の提案を強化し、さらに新しいアプリストア「SmartHR Plus」にてJOEの勤怠管理サービス「JOE就業」を4月上旬に公開することになりました。
協業の背景と目的
SmartHRは、クラウド人事労務ソフトウェアを提供しており、ユーザーの業務効率化に寄与するさまざまな機能を持っています。一方、JOEは給与計算業務を中心としたアウトソーシングサービスを展開しており、両社は2022年から協業を開始しました。この協業により、精度の高い従業員データをもとに、企業の業務効率化を一層促進することを目指しています。
特に、JOEの勤怠管理システム「JOE就業」は、「SmartHR」に登録された従業員情報を容易に連携可能であり、数クリックでユーザー情報を移行できるという利便性があります。このシステムの導入により、企業は煩雑な人事・労務の手続きから解放され、本来の業務に集中できる時間を生み出すことが期待されています。
新機能とサービス
「SmartHR Plus」は、ユーザーが自社のニーズに合ったアプリケーションを見つけやすくするためのストアサービスです。新たに追加される「JOE就業」によって、ユーザーは勤怠管理の効率を高められるだけでなく、BPOサービスと組み合わせたパッケージ提案が可能となる予定です。
この協業によって両社は、ワークフローの改善や業務フローの柔軟性を高め、企業の生産性を向上させる方向性を持っています。特に、管理部門の業務を外部に委託することで、コアビジネスに専念できる環境を提供します。
今後の展開
SmartHRは、利用企業の増加や業界拡大に伴い、カスタマーからの要望に対応するために、既存のSaaSアプリケーションとのさらなる連携を図り、新たな開発も視野に入れています。また、JOEも強力な顧客基盤を活用し、法人向けの業務改善の提案を続けていく計画です。
今後、両社が提供するサービスの効果を様々な業種で体感できる機会が増えることが期待され、多くの企業がこの新しい協業のメリットを享受できるでしょう。
会社概要
株式会社JOEは、1969年に給与計算アウトソーシング業務をスタートし、50年以上にわたって人事関連のサービスを提供してきました。一方、株式会社SmartHRは、2015年からクラウド人事労務ソフトを展開し、労務管理のIT化を推進しています。両社ともに、業務のデジタル化が進む中で、企業の生産性向上に寄与する強力なパートナーです。
今後の動きに注目です。