実家遠いってどんな気分?499人に聞いたメリット・デメリットランキング
「実家が遠い」と聞いて、あなたは何を思いますか?
都会で一人暮らしをしているあなたは、実家に帰省するたびに「旅行気分」を味わえるかもしれません。一方、両親に何かあった時にすぐに駆けつけられない不安を抱えているかもしれません。
株式会社AlbaLinkが運営する訳あり物件買取プロは、実家まで片道2時間以上かかる499人を対象に「実家が遠いことのメリット・デメリット」に関するアンケート調査を実施しました。
今回は、その調査結果をランキング形式で紹介します。実家と距離を置くことのメリット・デメリットを具体的に見ていきましょう。
実家遠いことのメリット
実家が遠いことのメリットとして、多くの人が「旅行気分で帰省できる」「実家と程よい距離を保てる」と感じているようです。
1位:旅行気分で帰省できる
「帰省途中に道の駅を巡ったり、普段行かないような田舎町を通り道に美味しい料理や景勝地に出会えたりする」「新鮮な気持ちで、旅行気分で帰れる」「日常の忙しさから離れてリフレッシュできる」など、帰省を特別な時間として捉えている人が多く見られました。
特に、帰省の際にドライブや飛行機、新幹線などの移動手段を楽しむという声も多数ありました。
2位:実家と程よい距離を保てる
「親の説教を頻繁に聞かなくてすむ」「あまり干渉されなくてすむ」「適度な距離なので、お互いのプライバシーが守られて心地よい」など、実家との距離が、干渉されずに自分のペースで生活できるというメリットに繋がっているようです。
特に、過干渉気味の親から離れられて嬉しいという意見が多く見受けられました。
3位:あまり帰らなくていい
「望まなければ『会わない』『帰らない』という選択肢を取りやすい」「まめに帰省できなくても仕方がないと思ってもらえる」「ご近所付き合いが密な故郷なので、帰省するといろいろ聞かれて面倒で、できればあまり関わりたくありません。そのため遠いことを理由に、頻繁に帰省しなくていいのはメリットです」など、帰省の負担を減らせる点は大きなメリットと感じているようです。
「帰省や親戚との集まりが面倒」「実家や親戚があまり好きではない」という人にとっては、特に大きなメリットと言えます。
4位:帰省の嬉しさ・楽しみが増す
「両親や地元の友達とめったに会えない分、喜びが増す」「帰省するたびに町並みが変化していて、新鮮な気持ちになる」「帰省時に集中して両親と過ごせます。帰省したときだけは自分のことを後回しにして、親孝行に全力を尽くす意欲が出ます」など、たまにしか帰れないからこそ、帰省を楽しんだり大切にしたりできるという意見が多く見られました。
また、親世代にとっても「帰省すると歓迎される・優しくされる」という感覚があるようで、帰省は双方にとって特別な時間となっているようです。
5位:子どもにとっていい経験になる
「子どもたちに『実家』という空気感を感じてもらえる」「普段の都会とは違う景色を見せられる」「実家が田舎なので、子どもたちが普段できない川遊びなどの体験をさせてあげられる」「新幹線または飛行機による帰省なので、子どもたちが喜ぶ」「親が子ども達と全力で遊んでくれる」「子ども達が遊びに行く場所の選択肢が増える」など、長距離の移動や、自宅とは違うエリアで過ごすことが子どもにとって良い影響を与えると考えている人が多数いました。
特に、都市部に住んでいて、実家が自然豊かな場所にある人のなかには、自然遊びができることにメリットを感じている人もいました。
6位:家族と仲良くなれる
「距離が離れていることで毎回久しぶりに会うことになるから、実家に住んでいたときと違って、ちょっとした言い合いもなく家族仲良く時間を過ごせる」「たまにしか会わないので、喧嘩やトラブルがない」「たまに会うと、手土産を持っていったり、たまにだからと外食をしたりして、気持ちをおおらかに優しくなれることです。帰り際に『遠いのにありがとう』と言われると、こちらも嬉しくなります」など、家族と会う頻度が減ることで、家族に優しくなれるという意見も多く見られました。
実家から離れたことで家族との関係性が改善したケースもあったようです。
実家遠いことのデメリット
一方、実家が遠いことのデメリットとしては、「急な帰省が難しい」「帰省にお金がかかる」「気軽に頼れない」といった意見が目立ちました。
1位:急な帰省が難しい
「急な用事がある際、帰省するのが難しいこと」「移動が新幹線しかないので、夜間は動けない」「すぐに帰れない。家をあけるとなると、いろいろと準備しておく必要がある」など、距離が離れていると、実家で緊急事態が起きてもすぐに駆けつけるのは難しいという意見が多く見られました。
特に、日帰りできない距離の場合は泊まりになるため、留守中の準備や、仕事との調整が必要になる人もいます。
2位:帰省にお金がかかる
「帰省する際に交通費がかかってしまう」「高速代・ガソリン代や新幹線代など、往復で考えると結構出費が辛い」「家族で帰省しようとしたら費用がとんでもなく高くつく」など、帰省に新幹線や飛行機を使う人からの回答が目立っています。
特に家族で帰省する場合、費用はかさみます。また、お盆などは新幹線や飛行機の料金が高くなるため、「ハイシーズンしか帰省できないので、移動費用が高くなる」という声もありました。
3位:気軽に頼れない
「両親に頼りたいときや子どもを預かってほしいときに、子どもを連れて2時間の移動はなかなかしんどい。結局、頼らず自分でなんとかすることが多い」「家計が厳しいときやいざというときに、実家に頼りにくい」「子育てに関してまったく協力を得られない。何か急用があっても助けてもらえない」など、特に、子育てに関して助けてもらえないという声が目立ちました。
体調を崩したときや子育てに煮詰まって助けてほしいときも、実家の親に頼れず我慢する人が多いようです。
4位:帰省頻度が低くなる
「両親に会うのが、数ヶ月に一度になる」「思い立ったときに帰省しにくい。帰省の頻度を増やしたくても増やせない」「とにかく帰省にお金と日数がかかり、簡単に帰省できないこと」など、帰省に時間もお金もかかると、気軽に帰れず、帰省頻度は低くなります。
「自分だけの都合では帰れないし、子どもの体調不良で帰省が中止になることもある」など、家族の都合でなかなか帰れない人もいました。
5位:帰省に時間がかかる
「バスに長時間乗っていることが苦痛」「帰省するのに時間がかかるため、子どもを連れて帰ると疲れる」「移動時間が長いので疲れる」など、移動時間が長いことで、「移動だけで疲れてしまう」という人もいます。
バスや電車に長時間乗っているのも辛いですし、車で帰省する際に長時間車を運転するのも辛いでしょう。
6位:家族や友人と疎遠になる
「地元の友達と遊べない」「両親やペットに急に会いたくなっても会えず、寂しい思いをする」「家族との連絡や交流が減少し、関係が希薄になりがち」など、親や友人とあまり会えないことに寂しさを感じている人も多数いました。
親や地元の友人に対する思いが深い人にとっては、精神面で大きなデメリットがあるとわかります。
7位:帰省が手間・面倒
「泊まりがけになるので、子どもの身支度が大変」「スケジュールを合わせて帰省しなければならず、手間になる」「仕事をしながら帰省の準備をすると、少々煩わしく感じてしまう」など、「日帰りできないので準備が大変」などの回答が寄せられました。
特に、お盆や正月に兄弟・親戚で都合を合わせて帰省するなら、親族間の日程調整も手間です。
まとめ
実家と距離を置くことは、メリットとデメリットの両方があることがわかりました。
今回の調査結果では、「旅行気分で帰省できる」「実家と程よい距離を保てる」といったメリットを感じている人が多く見られました。一方、「急な帰省が難しい」「帰省にお金がかかる」「気軽に頼れない」といったデメリットを感じている人も多く、それぞれに課題があると言えるでしょう。
実家との距離が遠いことで感じるメリット・デメリットは、人によって異なります。
今回の調査結果を参考に、ご自身の状況に合わせて考えてみてください。