Roborockが新製品を一挙発表
2025年5月27日、中国北京に本社を置くロボット掃除機の大手メーカーBeijing Roborock Technology Co., Ltd.(以下、Roborock)は、新たに7機種のロボット掃除機を発表しました。この発表会ではフラッグシップモデルとなる「Roborock Saros 10」が紹介され、さらに同社の最新技術が詰まったモデルも展示されました。
発表会の概要
Roborockの発表会では、APACマーケティング責任者のDan Chamが登壇し、同社の革新に対する情熱について語りました。特に、2024年のロボット掃除機市場での出荷台数および売上金額でナンバーワンという結果を受け、顧客への感謝を表明。今後も研究開発への投資を続け、多様なニーズに応える姿勢を強調しました。
Cham氏は「私たちの製品は230以上の国と地域で利用されている」と述べ、日本市場での成長を報告。特に2025年には日本でのシェアが倍増するなど、国内市場での信頼性が高まっているとのことです。
新たに発表された全7機種
発表会では、日本PRマネージャーのアンダーソン勇介氏が、「Roborock Saros 10」他、7機種の詳細を紹介。中でも「Saros 10」は、Roborock史上最も薄型ながら優れたパフォーマンスを発揮するモデルで、最新技術を搭載したことが大きな売りです。
Saros 10の主な特徴
- - 薄型デザイン: 高さが7.98cmと超薄型。部屋の隅々までスムーズに掃除可能。
- - 強力な吸引力: Roborock最高レベルの22,000Paの吸引力を実現。
- - 高度なマッピング機能: 自動昇降式LDSレーザーセンサーとToFセンサーを組み合わせ、精度の高いマッピングを実現。
- - デュアル毛がらみ防止ブラシ: 毛の絡まりを最小限に抑える設計。
- - 自動で伸びるサイドブラシ: 四隅の掃除も万全。
- - リフトアップ機能: 最大4cmの段差を乗り越えられる能力。
- - モップ機能: 振動エリアが拡大し、高速振動での水拭き性能が向上。
- - 全自動ドック: メンテナンスの手間を軽減。
その他のモデル
発表された他のモデルには、全自動ドッグが搭載された「Qrevo C」、コンパクトでありながら強力な吸引力を持つ「Q10V」や「Q7T」が含まれています。これらは手頃な価格でRoborockのスマートな掃除体験を提供。
新製品体験会
発表会の後にはメディア関係者向けの製品体験も実施され、最新技術を直接体感する機会が提供されました。特に、「Saros Z70」というモデルは、世界初のロボットアームを搭載。このモデルは多機能性を持ち、掃除機能だけでなく様々な面での生活の質を向上させることが期待されています。
Roborockの最新技術を駆使したこれらの新製品は、家庭の掃除をより効率的でストレスフリーにすることを目指しています。今後の展開に注目です。
Roborockとは
Roborockは2014年に設立され、ロボット掃除機の開発に特化しています。その技術力とデザイン性で多くの評価を受け、国際的な品質管理テストを通過した信頼性の高い製品を提供。2020年には上海証券取引所に上場し、世界170ヵ国以上で1,571万台以上の製品が販売されています。