熊本・古町の「早川倉庫」が地域振興の拠点へと再生！

熊本・古町「早川倉庫」の再生プロジェクト

熊本市の古町地区に位置する早川倉庫が、新たな活用法を模索し地域振興の拠点として再生するプロジェクトを始動しました。この取り組みは、単なる倉庫から「イノベイティブ・コミュニティ・プレイス」として利用されることを目指しています。

イノベイティブ・コミュニティ・プレイスとは

早川倉庫では集まった人々が交流し、新しい発想を生み出す場を提供しようとしています。具体的には、デスクワークやクリエイティブな活動、談話を行える空間を設計。建物が持つ歴史的な重みと機能的な働きを兼ね備えた造りとなっており、これが利用者の発想を呼び起こす助けとなるでしょう。

また、早川倉庫内には多目的スペースや中庭を活用して、そこから生まれるさまざまなプロジェクトが実験的に進められる予定です。地元の事業やイベントとの連携を通じて、古町という地域全体を活性化するプラットフォームの構築も視野に入れています。

地域連携を深める取り組み

早川倉庫は、これまでコンサートや演劇、マルシェなど多彩なイベントの会場として利用されており、その存在意義が見直されています。この場所は、古町の中心となる地に位置し、地域のアイデンティティ発信の拠点として重要な役割を果たすと期待されています。近隣エリアとの連携も進め、地域全体の活性化を図る方針です。

具体的な運営方針

早川倉庫の運営は一般社団法人KIMOIRIDONが担当し、地域の課題解決に向けた活動を重視しています。

1. 地域の法人や教育機関、個人とのマッチングを通じた地域課題の解決。
2. 学生や若手経営者の育成、事業構築の支援。
3. 古町を実証実験の場とすること。

これらの方針に基づき、地域文化の残存を目指した実証実験や歴史的建物の利活用が行われます。