マッシュグループと伊藤忠商事が手を組む
株式会社マッシュホールディングスが、伊藤忠商事と共に米国バッグブランド「レスポートサック」の日本市場における販売を担う新会社、株式会社レスポートサックジャパン(LSJ)の株式を共同取得しました。マッシュグループの本社は東京都千代田区にあり、同社の代表取締役社長である近藤広幸氏が主導するこの取り組みは、ファッション、ビューティー、フードなど多岐にわたる事業を展開している同社にとって新たな挑戦といえるでしょう。
レスポートサックの魅力
レスポートサックは1974年、ニューヨークでメルビンとサンドラ・シフター夫妻によって設立されました。その特徴は、軽量のテキスタイルと機能的なハードウェアの融合、さらに独自のデザインや豊富なプリントにあります。このブランドは、半世紀にわたり世界中の人々から愛され続けてきました。今回の株式取得は、マッシュグループの新たなバッグブランド事業をスタートさせる重要な第一歩となります。
取得の背景について
マッシュグループは近年、海外ブランド事業の強化に力を入れており、今回のレスポートサックの株式取得はその戦略の一環です。マッシュグループが株式の過半数を保有することにより、今後は伊藤忠商事と共同で事業運営を行っていくことになります。伊藤忠商事は、2006年からレスポートサックブランドの商標権を手に入れて以来、国際的にその魅力を発信してきました。
今後の展望
新たに設立されるLSJは、マッシュグループと伊藤忠商事双方の強みを活かしたシナジー効果を期待されており、レスポートサックの販路拡大やブランド認知度向上に寄与することを目指します。マッシュグループは、700万を超える会員基盤を活用し、既に展開中の自社ブランドや海外ブランドの経験から得た商品企画力を駆使していくでしょう。
マッシュグループの概要
マッシュグループは、「私たちの発想を形にし、人々に幸せを届ける。」という理念を掲げており、事業の拡大を通じて人々の生活を豊かにすることを目指しています。1998年にCG制作会社としてスタートし、2005年からファッション事業に参入。その後、ルームウェアブランド「gelato pique」やトータルビューティーブランド「Celvoke」など、多くのブランドを展開しています。 ビューティー事業も手掛けており、ナチュラル&オーガニックコスメのセレクトショップ「Cosme Kitchen」などが人気を集めています。
今回の共同株式取得は、双方にとって非常に意味のある一歩となるでしょう。レスポートサックの魅力を日本市場にさらに広めるため、今後の展開から目が離せません。