伊勢シーパラダイスのセイウチ繁殖プロジェクトの進展
三重県伊勢市に位置する伊勢シーパラダイスは、海の生き物たちとの距離を感じさせず、 visitors に独特な体験を提供する水族館です。この度、セイウチの繁殖を目指すプロジェクトが新たな展開を迎えました。
プロジェクトの一環として、愛知県知多郡美浜町の「南知多ビーチランド」と連携し、メスのセイウチ「タンポポ」が2025年2月4日に南知多ビーチランドにお嫁入りしてから、彼女が帰館する日程が決まったのです。
帰館日程と輸送作業について
タンポポは、3月4日に伊勢シーパラダイスに戻る予定です。以下は、その詳細なスケジュールです:
- - 08:30:タンポポを輸送ケージに搬入し、トラックに積み込み開始
- - 09:00:南知多ビーチランドを出発
- - 12:00:伊勢シーパラダイスに到着
- - 12:30:セイウチ飼育舎へ搬入作業開始
- - 13:30:タンポポ搬入完了
このスケジュールは、タンポポの体調や当日の天候等によって変更されることもありますので、訪れる際は最新情報をチェックすることをおすすめします。
繁殖活動の進展
タンポポは2月5日より、オスのセイウチ「キック」と同居を開始しました。その結果、2月14日に交尾が確認され、関係者は喜びを隠せません。この成功した交尾は、国内のセイウチ繁殖事情を考えると非常に重要なニュースであり、私たちは今後の妊娠の可能性を慎重に見守る必要があります。
現在、日本国内に飼育されているセイウチの数は23頭であり(オス5頭・メス18頭)、新たな命を生み出すことがなかなか難しい状況にあります。タンポポの交尾成功により、国内繁殖に向けた希望が見えてきました。今後は、タンポポの健康状態を継続的に観察し、繁殖においてさらなる成果を期待したいと思います。
各セイウチの紹介
タンポポとキックは、それぞれ異なる特徴を持っています。ここで簡単に紹介します:
- 年齢:推定22歳
- 性別:雌
- 体重:約660kg
- 特徴:甘えん坊であり、愛らしい姿が訪問者を魅了しています。
- 年齢:27歳
- 性別:雄
- 体重:約1000kg
- 特徴:国内で飼育されているセイウチの中で最も長い飼育記録を持つ存在です。
まとめ
伊勢シーパラダイスのセイウチ繁殖プロジェクトは、多くの人々に喜ばれるニュースをもたらしています。タンポポの帰館、そしてキックとの交尾成功から、さらなる希望が生まれています。これからもタンポポの健康をしっかりと支え、日本のセイウチの繁殖に貢献することが期待されています。
ご興味のある方は、ぜひ伊勢シーパラダイスを訪れ、その魅力を体験してみてください。