コー・イノベーション大学(CoIU)が開校決定
2026年4月の開学が迫る中、コー・イノベーション大学(CoIU)が新たな時代の大学教育を提案しています。この大学は、地域共創をテーマにし、学生が社会と直接接点を持ちながら学び、実践を重視した教育を提供することを目指しています。
## 受験料無料の入試制度と新たな教育モデル
CoIUは、一風変わった入試制度を導入しました。“受験料0円”という画期的な取り組みにより、多様な人材を社会に送り出すことを目的としています。この入試制度は、地域や立場を超えた社会改革に貢献できる人材を育てるため、広く門戸を開くことが意図されています。
また、来たる2025年9月からの受付開始に先立ち、報道関係者向けの発表会が行われました。大学は探究学習や実学の導入に重点を置き、更には全国15ヶ所に配置されるサテライトキャンパスによる、多様な地域での実践的学習を強調しています。
## 実践を重視したカリキュラム
学部は「共創学部」となり、1年次からは飛騨市を拠点に、対話や理論の基礎を学び、2年次以降は全国各地のサテライトキャンパスで実プロジェクトに取り組みます。具体的には、企業と協力して実際の課題解決に取り組むプロジェクトを通じて、学びを深めることが提案されています。
3・4年次には、地域共創演習や先端共創演習を通じ、地域企業が抱える現実の課題に取り組むことになります。これにより、学生は理論だけでなく、実践的なスキルを身につけることができ、社会に貢献する力を養います。
## 日本中がキャンパス、サテライトキャンパスの設置
CoIUは、全国15ヶ所にサテライトキャンパスを設けることを計画しています。開学以降、各地域に密着した教育が実現することで、学生は地域課題に直面しながら学び続けることができます。例えば、飛騨市のほかにも、東京ミッドタウンや仙台市、福岡市など、さまざまな地域での教育機会が用意されています。
## 開学に向けたイベントや情報提供
9月28日には、「未来は“共鳴“からはじまる」というテーマで特別対談イベントが行われ、高校生やその保護者をターゲットに、CoIUの理念や学びの内容が紹介されます。
10月20日には「Co-Innovation Summit 2025」が開催され、地域から世界へつながる新しいビジョンが発表される予定です。
大学が持つ理念は「共に文明を問い、未来を共創する」というものであり、地域共創を通じて多様な人々と交わりながら学びあう環境を提供することを目指しています。