CodeMeterの新たな認証
2024-11-08 22:17:39

Wibu-SystemsのCodeMeter Certificate VaultがAWS IoT Greengrass認証を取得

Wibu-SystemsのCodeMeter Certificate Vault、AWS IoT Greengrass認証を獲得



Wibu-Systemsが提供するCodeMeter Certificate Vaultが、AWS IoT Greengrass 2.12.0の認証を取得したことが発表されました。これにより、デジタル証明書の管理と保管がより安全で簡単になり、デジタルアイデンティティの信頼性が大幅に向上します。

CodeMeter Certificate Vaultは、PKCS#11標準に準拠したソリューションで、デジタル証明書を安全に管理するための基盤を提供します。この新しい認証は、AWS上でのハードウェアセキュリティの統合に成功した証です。

進化したデジタル証明書管理


デジタル証明書は、現代において電子メールやウェブサイト、各種システム間での安全な通信を支える重要な存在です。これらは非対称の鍵のペアを基に機能し、公開鍵と秘密鍵として2つの部分が存在します。しかし、多くの場合、秘密鍵の保管が課題となり、不正利用のリスクが潜んでいます。

Wibu-Systemsは、この課題に対処するために長年の経験を活かし、CodeMeter Certificate Vaultを開発しました。こちらには、CmDongleという専用のハードウェアに秘密鍵が保存され、Infineon製のスマートカードチップによって暗号化処理がなされます。これにより、安全なIDの保管場所が確保され、ハイエンドのセキュリティモジュールが利用できない中小企業や個人にとっても使いやすい環境が提供されます。

インテグレーションと互換性の強化


この新しいシステムは、X.509証明書を安全に保管し運用するだけでなく、PKCS#11に基づくトークンプロバイダーとしての役割も担います。CmDongle内に保管された秘密鍵が不正にコピーされたり改ざんされたりすることを防ぎ、セキュリティを確保します。加えて、OpenSSLとの統合が進められており、様々なアプリケーションとのシームレスな連携が実現されています。

RSA 2048方式を採用したこのシステムは、デジタル領域の保護の一助となり、単なる証明書管理の枠を超えたセキュリティソリューションです。

AWS IoT Greengrassとの統合


今回のAWS IoT Greengrassとの認証取得は、新たな技術の導入を示す大きな一歩です。AWS IoT Greengrassはローカルコンピューティングや機械学習など、様々な機能を担っており、デバイスが自律的に動作するための強力なプラットフォームです。この認証を通じて、CodeMeter Certificate Vaultは、組込み技術における多種多様なニーズに応えるための革新的なセキュリティソリューションを提供し続けることを確認しました。

Wibu-SystemsのプロダクトマネージャーMarco Blume氏は、この認証をCodeMeter Certificate Vaultの成長の証と位置づけ、「オンライン上のセキュリティはIDに依存しており、AWS IoT Greengrassの認証により、我々のソリューションは新たなイノベーションと信頼性の向上に貢献するでしょう」と述べています。

この認証によって、Wibu-Systemsがデジタルセキュリティの分野でリーダーシップを維持していることが再確認されたと言えるでしょう。

まとめ


Wibu-SystemsのCodeMeter Certificate VaultがAWS IoT Greengrassの認証を取得したことで、デジタル証明書の管理と保護の信頼性が一層強化されました。これにより、さまざまな業界でのデジタルアイデンティティ管理がより安全に行えるようになります。今後、より多くの企業とユーザーがこの革新的なセキュリティソリューションを利用することが期待されます。


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