コロナ時代の中小企業向けセキュリティガイドブック刊行
中小企業のためのセキュリティハンドブックが登場!
那須慎二氏の新刊『知識ゼロでもだいじょうぶ withコロナ時代のためのセキュリティの新常識』がリリースされ、特に中小企業に向けた重要な内容が盛り込まれています。昨今、サイバー攻撃の危険性は増しており、実際に中小企業の98%が何らかの攻撃を受けているという報告もあります。これに対抗するための知識が本書には丁寧に整理されています。
著者の那須氏は、長年にわたりセキュリティ分野でのコンサルティングを手掛けてきた実績を持ち、彼の使命は「難しいセキュリティ問題を誰にでもわかりやすく伝えること」にあります。本書では、サイバー攻撃の概要やその対策を、専門用語を極力排除し、図を使って分かりやすく説明しています。
本書の内容
1. セキュリティとサイバー攻撃の現実
本書の導入部では、なぜ中小企業が攻撃のターゲットとなっているのかを明らかにしています。サイバー攻撃の種類や歴史を学ぶことで、リスクを意識し、対処法を考える第一歩を踏み出せます。特に、テレワークが普及する中、どのような脅威が存在するのかを具体的に解説しています。
2. 経営者が知るべきセキュリティの基本
次の章では、企業経営者が持つべきセキュリティに対する意識について議論します。多くの企業オーナーが陥りがちな誤解を指摘し、思わぬ危険に対する理解が深まる内容となっています。例えば、「ウイルス対策ソフトを入れているから安全だ」と考えるのは間違いであることが説明されています。
3. ネットワークの基礎知識
セキュリティ対策を実行するためには、ネットワークの基本的な理解が不可欠です。第三章では、ネットワークの構成やTCP/IPの基礎など、ITに自信がない人でも理解できる形で提供されています。
4. 直ちに行えるセキュリティ対策
本書では、自分でもできるセキュリティ対策を具体的に示しています。パソコンが苦手でも始められる小さなステップから、管理者としての心構えに至るまで、包括的にカバーしています。
5. テレワーク利用のセキュリティ
特に重要なのが、テレワーク時代に必要なセキュリティ対策です。リモートワークを行う際の具体的な注意点や、使用するクラウドサービスにおける対策が詳述されています。自宅Wi-FiのセキュリティやBYOD(私物デバイスの業務使用)に関連するリスクも考慮されており、企業全体としてのセキュリティ意識の向上が図られています。
6. 脅威とその対策
さまざまな実例を挙げたセクションでは、中小企業が気をつけるべき具体的な脅威を紹介し、それに対する実践的な対策を提案しています。この部分は特に臨場感が感じられ、どのような状況で攻撃が発生するのかを理解しやすい内容になっています。
7. スマホ・タブレット時の注意点
今日のビジネスにおけるスマホやタブレットの活用は避けて通れません。これらのデバイスをビジネスで利用する際の特有のリスクとその対策についても触れています。
8. マイナンバー制度とセキュリティ
さらに、本書ではマイナンバー制度に関連するセキュリティ対策についても詳しく解説されており、企業が知っておくべき法令遵守のポイントを押さえています。
まとめ
『知識ゼロでもだいじょうぶ』は、特に中小企業の経営者や担当者にとって非常に有用な手引書です。サイバーセキュリティに対する不安を和らげ、実行可能な対策を実現するための一歩を踏み出すための指南としてぜひお勧めします。サイバー攻撃の脅威から自社を守るために、この本は必読です。
会社情報
- 会社名
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株式会社CISO
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- 東京都千代田区丸の内1-8-2 鉄鋼ビルディング4F
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