起業家学生支援窓口
2025-11-18 13:48:30
近畿大学が新たに設置した起業家学生支援窓口に注目
近畿大学が起業家学生支援の新たな枠組みを創出
近畿大学は、その起業家育成施設「KINCUBA Basecamp」で、起業を目指す学生や卒業生を支援する新しい相談窓口「資金調達みらい相談室」を設置しました。この取り組みは、関西みらい銀行との連携によるものであり、大学内で起業に関する相談を行える場を提供する初の試みです。
KINCUBA Basecampとは
「KINCUBA」は「近畿大学」と「インキュベーション」を組み合わせた言葉で、大学発のベンチャー企業を創出するための支援施設です。多様な研究分野を持つ近畿大学では、医学や芸術などあらゆるジャンルにおいて、将来の起業家を育てるための環境が整えられています。
この施設内に設置される「資金調達みらい相談室」は、起業についての知識や経験を持つ関西みらい銀行の専門家が常駐し、学生たちが事業の具体化に向けた相談を行うことができる場となります。
相談室の機能と目的
相談室では、すでに事業を立ち上げている学生起業家や、将来的に起業を目指す学生に向けて、様々なサポートが提供されます。事業計画の策定や資金調達、ビジネスマッチングなど、幅広い分野で戦略の構築や販路の拡大に向けたアドバイスが受けられます。このように、関西みらい銀行は地域特性と大学の強みを生かした独自の視点で支援を行うことを約束しています。
大学発ベンチャーの成長
近畿大学では、2024年度には大学発のベンチャー企業が118社に達することが予想され、前年比で約1.5倍の増加が見込まれています。この数は、全国での大学発ベンチャーの数がこの10年間で約3倍に増えたことを反映した結果でもあります。現在、全国で5,000社を超える大学発ベンチャーが存在し、近畿大学はその一翼を担っているといえるでしょう。
相談室の運用概要
新たに設置された「資金調達みらい相談室」は、2025年11月18日(火)から開始され、初日は12:15から17:30までの開催となります。その後は、2026年10月までの毎月第2水曜日にも同様の時間帯で相談に応じます。相談対象者は、近畿大学の学生、卒業生、教員などです。さらに、相談は対面式で行われ、より具体的なサポートが可能となります。これにより、少しでも多くの学生たちがスムーズに起業の道を進む手助けをすることを目指しています。
今後の展望
近畿大学と関西みらい銀行の連携によるこの取り組みは、地域経済やスタートアップの発展にも貢献することが期待されています。起業家精神を持つ学生たちが多くの経験を積みながら成長し、社会に影響を与える新たなビジネスを創出する一助となるでしょう。学生たちが自信を持って事業を立ち上げるためのサポートが充実し、今後の展開が非常に楽しみです。
会社情報
- 会社名
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学校法人近畿大学
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