SNS戦略で採用難を乗り越える！軽貨物物流会社の成功事例

SNS戦略で採用難を打破

物流業界は現在、人手不足に悩まされる中小企業が多く、従来の採用方式だけでは人材確保が厳しい状況です。こうした中、SNS「X」を駆使して採用活動を大きく変革した企業があります。その名は、北商物流株式会社。彼らは株式会社Omoitsukiと協力し、採用の新たなモデルを築き上げました。

物流業界の採用難の背景

最近、物流業界は「物流2024年問題」という新たなルールの影響を受け、多くの企業が運転手の不足や時間外労働の規制に直面しています。このような環境において、特に中小企業は人材の確保が深刻な課題となっています。従来の方法、例えば求人広告や紹介制度では応募者数が満たず、採用コストも高騰を続けています。

SNS「X」を活用した新しい採用活動

北商物流は、軽貨物運送を主軸とする企業で、顧客の期待に応えるために特に「受け取る側」のニーズに寄り添ったサービスを提供しています。北商物流の瀬戸口社長は、業界全体の課題解決にも取り組んでおり、その考えを「X」にて発信することを決めました。

取り組みの一環として、OmoitsukiのSNSコンサルティングを受け入れ、約9ヶ月間で「X」の公式アカウントを開設。このアプローチにより、会社の価値観や社風をしっかりと伝えることに成功しました。具体的には、以下のトピックを中心に投稿を行いました：

- 会社のビジョンや理念
- 瀬戸口社長自身の経験談
- 業界が抱える問題提起やその解決策

投稿は毎日1〜3回行い、求職者との接点を増やしていきました。

具体的な成果とエピソード

この取り組みの結果、北商物流は9ヶ月間で8名の新たな人材を採用することに成功しました。また、応募者数は初期の段階から元気よく増加し、SNS「X」経由での求人への相談も日々数件寄せられ、累計で200件以上の問い合わせがありました。

瀬戸口社長は、「通常の採用活動では出会えなかった人と非常にいい形で繋がることができた」と述べ、SNSを介したコミュニケーションがもたらした新たな可能性に満足感を示しています。これにより、会社の理念や将来性に共感した人材を引き寄せられたのです。

今後の支援体制と展望

株式会社Omoitsukiでは、今後も企業の採用活動を支援し、SNSを駆使した新しい採用戦略を提供していく計画です。特に人手不足に悩む企業にとって、SNSの利用はますます重要な施策として位置づけられています。北商物流の実績は、その初期取組の成功を実証しています。

企業情報の紹介

北商物流は、東京都北区に拠点を置き、2011年に設立された会社です。主にネットスーパーや企業専属便、ルート配送などを展開しています。日々100台以上の車両を稼働し、社員数は18名。

【北商物流概要】
会社名：北商物流株式会社
代表者：瀬戸口敦
所在地：東京都北区赤羽北2-29-12リバービューハイツ赤羽北1階
設立：2011年6月
資本金：1000万円
URL：北商物流

一方、Omoitsukiは、埼玉県さいたま市に本社を持ち、2021年に設立された企業です。SNSを通じた採用支援や集客支援を手がけており、幅広い業種の企業を対象にサポートしてきました。

【Omoitsuki 概要】
会社名：株式会社Omoitsuki
代表取締役：幸義一
所在地：埼玉県さいたま市大宮区仲町二丁目71番地ソシオ大宮4階
設立：2021年3月
資本金：100万円
URL：Omoitsuki

企業によるSNSの活用がますます注目される中、北商物流が示した成功事例は、他の中小企業にとっても新たな採用戦略の指針となることでしょう。