福岡市防災アプリ「ツナガル+」と市民の意識向上プロジェクト
福岡市が新たに立ち上げた「#福岡市ツナガルプロジェクト」が、2025年3月1日から始まります。このプロジェクトの主な目標は、市民の防災意識を高めることです。「ツナガル+」というアプリを通じて、市民が日常的に防災について考えるきっかけを提供し、身近に感じてもらうことを狙っています。
プロジェクトの概要
「ツナガルプロジェクト」では、市内の地下鉄やバス、JR、そしてSNSを活用し、20種類のさまざまな広告を展開します。これらの広告は、防災に関する教訓や、「ツナガル+」アプリの使用方法を紹介します。具体的には、ペットを避難させる方法や、知らない場所での避難所の探し方など、日常生活ではあまり考えないかもしれないが重要な情報を提供します。
市民が「もしも」の時に備えるために、福岡市のホームページやアプリを活用することが推奨されています。アプリには、防災に関する有用な情報が豊富に揃っています。ユーザーは、例えば近くの避難所の位置やその設備、避難所までのルートなどをチェックすることが可能です。災害が発生した場合、自動的に災害時モードに切り替わり、さらなる情報提供が行われます。
「ツナガル+」アプリの機能
「ツナガル+」は、無料でダウンロードできる防災アプリで、基本的な機能はアカウント登録なしで利用可能です。主な機能としては以下が挙げられます。
1.
避難所の表示: 地図上で近くの避難所を確認できます。
2.
設備情報の提供: 避難所に備わる設備の情報を確認できます。
3.
避難所へのルート案内: 現在地から避難所までの道順を表示します。
4.
危険度表示: ハザード情報を簡単に確認できます。
大規模災害時には、アプリが災害時モードに切り替わり、避難所からの情報共有や市からの支援情報を受け取れる機能も追加されます。具体的には、在宅時でも物資支援の情報を受け取ることができ、また、指定外避難所からの情報発信が可能です。
他の防災資料の提供
福岡市のホームページでは、総合ハザードマップや避難生活のハンドブックなど、さまざまな重要な資料も公開されています。これらを通じて市民は、日常から防災に対する意識を高め、適切な行動が取れるようにサポートされています。
防災は、市民一人ひとりの小さな意識や行動から始まります。「#福岡市ツナガルプロジェクト」をきっかけに、多くの市民が「もしも」に備える意識を持ち、正しい避難行動をとることができるよう、福岡市は今後も情報を発信し続けていきます。