筑波技術大学、共生社会創成学部新設！障害者と社会の架け橋となる人材育成へ

筑波技術大学、共生社会創成学部新設！

日本で唯一の視覚障害者と聴覚障害者のための大学、筑波技術大学が、2025年4月から「共生社会創成学部」を新設します。ダイバーシティ＆インクルージョンという言葉が浸透し、障害者をとりまく社会意識は変化してきましたが、依然として社会参加を阻む障壁は存在します。

筑波技術大学は、このような状況を踏まえ、社会に働きかけ、障壁を取り除いていくための知識や理解を持つ人材育成の必要性を認識し、新学部の設立に至りました。

障壁のない社会の実現へ、学生と共に歩む

共生社会創成学部では、視覚障害と聴覚障害のある学生が、社会における障壁を取り除くための知識や理解を深め、障害者を含むマイノリティが活躍できる共生社会の創成に貢献する人材を育成します。

学部には、視覚障害コースと聴覚障害コースが設置され、それぞれ10名と5名の学生を募集する予定です。少人数制によるきめ細やかな指導を通して、学生一人ひとりの個性と能力を伸ばし、社会に貢献できる人材を育成していくことを目指します。

入試概要

共生社会創成学部の入試は、以下の4つの区分で行われます。

学校推薦型選抜: 2024年11月23日(土・祝)
社会人選抜: 2024年11月23日(土・祝)
総合型選抜: 2025年1月25日(土)
一般選抜: 2025年2月25日(火)

各区分によって選抜方法や募集人数が異なりますので、詳細は筑波技術大学のウェブサイトをご確認ください。

筑波技術大学について

筑波技術大学は、1987年に設立された日本で唯一の障害者(視覚障害者、聴覚障害者)のための高等教育機関です。全国から学生が集まり、キャンパス内では様々な地域、環境で育った学生同士のコミュニティが形成されています。

少人数教育のもと、個々の学生の障害特性と発達的特性に合わせた教育的支援が、学外実習を含む学生生活のあらゆる場面で展開されています。