世界のライブエンターテインメントを新たな視点で届ける試み、シンガポールでのジョイントベンチャー設立

ライブエンターテインメントを新たに届けるシンガポールの試み

株式会社ライブ・ビューイング・ジャパン（LJ）とCaton Technology、二つの企業が共同で設立する「LIVE VIEWING ENTERTAINMENT Pte. Ltd.」（LVE）が2025年4月にシンガポールに設立される。これは、アジアを中心に、世界中の映画館を通じてさまざまなライブエンターテインメントを配信することを狙った新たなプロジェクトである。

設立の背景と目的

LJは2011年の設立以来、国内外の映画館でライブエンターテインメントを中継する事業を育ててきた。コンサートや舞台、さらにはアニメイベントなど、多岐にわたるエンターテインメントを配信してきた実績がある。今回のジョイントベンチャーは、さらなるグローバル展開を目指すもので、特に市場拡大が期待されるアジアでの事業基盤を築くことを目的とする。

シンガポールのCaton Technologyは、信頼性の高い中継ネットワークを有し、その技術力はシンガポール政府の認定を受けている。これにより、LJは高品質のライブ配信を実現できると同時に、アジア全体においてその影響力を広げることが期待されている。

新会社の運営内容

設立されるLVEは、アジアの映画館を中心にさまざまなライブエンターテインメントの中継および上映を行う。具体的にはコンサートや舞台に加え、映画などの収録映像の企画と配給も手掛ける。CEOには小谷浩樹氏が就任し、資本金は3,000,000 USDとされている。

インフラと技術の融合

LJのライブ配信経験とCaton Technologyの先進的なネットワーク技術が融合することで、LVEは高品質で信頼性の高いライブエンターテインメント体験を提供できる。このプラットフォームにより、日本のコンテンツだけでなく、アジアやそのほかの地域のエンターテインメントも展開していく考えだ。

技術革新が生む新たな体験

Caton Technologyの提供するトランスポート・ソリューションは、革新を進めつつ、エラーゼロの伝送と最適なパフォーマンスを保証する。これにより、LVEは従来の配信方法を超える高品質なライブエンターテインメントの視聴体験を実現し、競争力あるコストでサービスを提供できるようになる。

未来に向けた展望

ライブ・ビューイング・ジャパンとCaton Technologyの協業は、アジアでのライブエンターテインメントの枠をさらに広げる触媒となるだろう。顧客は、場所を問わずに世界中のライブエンターテインメントを幅広く体験できることになる。その革新性と独自性は、今後の展開に大きな期待を寄せる理由となっている。