山梨デザインプロジェクト
2025-04-09 13:19:29

山梨デザインプロジェクトが導く高付加価値な土産品新時代の幕開け

山梨デザインプロジェクトが生み出す新たな土産品の魅力



山梨県は、地域の独自の魅力を活かした高付加価値な土産品をグローバル市場でブランディングするために、令和6年度から「山梨デザインプロジェクト ~山梨が生み出す 新しいカタチ~」をスタートしました。これは、県立美術館附属のデザインセンターと地元事業者、著名デザイナーとの連携によって実現したプロジェクトです。

新たな製品発表会



2024年3月10日、山梨デザインセンターにて新製品の発表会が行われました。この発表会には、県内の事業者3社と、国際的に活躍するデザイナー3名が参加し、彼らが共同開発した製品が披露されました。その後、3月18日から30日の期間限定で、山梨県立美術館で作品の展示も行われ、多くの来場者に新たな製品が紹介されました。

プロジェクトの背景と目的



山梨県の地域資源を最大限活用し、テクノロジーとデザインの融合を図るこのプロジェクトでは、「和紙」「水晶」「織物」という伝統産業に着目し、それぞれの特性を生かした製品が開発されました。初年度には、プロダクトデザイナーとして活躍する深澤直人氏や柴田文江氏、テキスタイルデザイナーの須藤玲子氏が参加。その成果として、9つの新製品が誕生しました。

製品詳細とデザイナーの思い



1. 和紙製品



深澤直人氏がプロデュースした『A4ライト』や『おにぎり型お弁当箱』は、山梨の伝統的な和紙の技術を駆使した商品です。「ナオロン」という特殊な和紙素材を利用して、軽量で耐久性に優れた製品が完成しました。株式会社大直とのコラボレーションによって、贈り物に相応しい美しいデザインが魅力を引き立てています。

2. 水晶製品



柴田文江氏が手掛けたショットグラスやペーパーウェイトは、地元の宝石彫刻技術を活かして製作されました。12面体のデザインは、ジュエリーのエッセンスを詰め込んだ新たな形として、世界市場を視野に入れています。

3. 織物製品



須藤玲子氏の手による納屋柄のバッグやストールは、地域の歴史的な建物をインスピレーションにした作品です。リバーシブルデザインや男女兼用で使えるシンプルなラインが特徴で、ファッションとしても高い評価を得ています。

展望と未来



新製品発表会では各デザイナーと事業者のトークセッションも行われ、参加者たちは今後の展望について意見を交わしました。地域伝統や文化を尊重しつつ、時代のニーズに応える製品開発を続ける意義が語られ、技術の進化とともに山梨の魅力を国内外に発信することが重要であるとの認識が深まりました。

山梨県は、今後もこのプロジェクトを通じて地域の産業とデザインの力を結集し、さらなる高付加価値商品を生み出していくことでしょう。地域の魅力が詰まった新たな土産品が、世界中に広がる日もそう遠くないかもしれません。


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会社情報

会社名
山梨県
住所
山梨県甲府市丸の内1-6-1
電話番号
055-237-1111

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