岡山大学の国際会議に海外の大学関係者が集結
2025年10月21日から23日、岡山大学では「第14回グローバルRCE会議」が開催されます。この会議は、岡山市と国連大学サステイナビリティ高等研究所、RCE岡山の主催によるもので、持続可能な未来の教育について探求する重要な場となります。
会議に向けて、岡山大学の那須保友学長は、エクセター大学のRajani Naidoo副学長、南アフリカのステレンボッシュ大学のDarla Deardorff教授、ユネスコユースのIlan Envergaさん、岡山大学のユネスコチェア・ユースアンバサダー、Sofia Bermudezさんなど、国際的な賢者たちを招き、10月20日に表敬訪問を受けました。この訪問は、今後の会議に向けての準備や意見交換の一環として行われました。
表敬訪問の内容
訪問中は、世界各国の大学事情や学生自治組織の役割についての話題が取り上げられました。参加者たちは、日本を含む国々での高等教育の在り方、国際的な教育の共修の重要性、さらには社会変革における大学の役割について幅広い議論を展開しました。
議論の中で、4名は各自の国の状況について語り合い、様々なバックグラウンドや専門性を持つ彼らから見た大学のサステイナビリティの取り組みについての見解が交換されました。特に、持続可能な開発目標(SDGs)を超えて、大学がどのように地域社会に貢献できるかという視点が強調されました。
RCE会議の意義
RCE(Regional Centre of Expertise on Education for Sustainable Development)会議は、持続可能な開発の教育に関する地域の拠点としての活動を振り返り、未来の方向性を協議する場です。今回は20年にわたる活動の集大成となるテーマ「Rethinking Learning for a Sustainable Future」が掲げられています。前回の岡山での開催は2014年に遡り、今回のイベントは歴史的な意味を持ちます。
岡山大学がサステイナビリティやウェルビーイングに向けた実践的な取り組みを強化していく中で、各国の大学との連携の重要性がますます高まります。特に、倫理的な視点から教育を進めることが、未来の世代にどのような影響を与えるのかが焦点となるでしょう。
今後、RCE会議ではさらに深い議論が交わされることが期待されています。岡山大学としては、地域と地球の未来を共創し、持続可能な社会を築くために、国際的な視野を持つ研究大学としての役割を果たし続ける方針です。
最後に
岡山大学は、国連の持続可能な開発目標を支援し、地域中核・特色ある研究大学として地域への貢献を強化しています。未来の学生たちが持続可能な社会の担い手となるよう、さらなる取り組みが期待されています。岡山大学での活動に今後も注目です。