仙台藤崎で楽しむ青木乃里子による華麗な水墨岩彩画展
2024年12月26日から2025年1月8日まで、仙台藤崎で開催される『青木乃里子 水墨岩彩画・版画展』。本展は、青木乃里子氏が描く色鮮やかな花の作品を中心に展示されます。彼女の作品は「花は天からの贈りもの」と称され、その魅力は色彩の豊かさと生命感に満ちています。
青木乃里子の作品の魅力
青木氏が生み出す水墨岩彩画は、深い歴史を持つ伝統に根ざしながらも、既成の概念を打破する自由な発想で創作されています。彼女が描く花々は、まるで命そのものを表現しているかのような力強い存在感を放ち、見る者の心を捉えます。色彩にあふれたモチーフが、生命の美しさを語りかけてきます。
青木氏は、故郷静岡県で5歳から習字を始め、その後、大東文化大学で南画を学びました。古典文学や伝統文化を深く学ぶ中で、彼女は自身の表現スタイルを模索し、1978年には型にはまらない自由な作品づくりを目指して、全ての団体を退会します。
以降、彼女は独学で作品を制作し、地域を中心に個展を開き続けてきました。1989年には梅原龍三郎の色使いにインスパイアされ、初めて色彩を取り入れた作品を発表しました。以降、彼女は花をテーマにした作品の創作に邁進し、李朝の民画や大津絵など、名も無き人々の表現に触発されながら独自のスタイルを確立していきました。
展示の見どころ
本展では、青木氏の直筆による水墨岩彩画に加え、インテリアとしても楽しめるジクレー版画が多数展示販売されます。また、特に注目されるのは、原画である水彩岩彩画をお求めいただいたお客様に、青木氏直筆の色紙がプレゼントされるという特典です。これは、根強いファンにとって非常に魅力的な機会です。
青木氏の作品は、岩絵の具と墨を使った独特な技法を活かし、実際に目にした花々をモチーフにしています。そのため、作品にはリアリティと感動があり、花器には骨董品や彼女自身の手作りのものもあり、その多様な表現に見る者は引き込まれます。
最後に
この特別な機会に、青木乃里子氏の作品を通して、色とりどりの花の魅力を感じていただければと思います。彼女の作品には、見る者を魅了する力があります。風景や生活の中で「花」がどのように存在しているかを再考させる本展をぜひお見逃しなく。
なお、予告なく変更・終了する場合もありますので、ご来場の際は事前に情報をご確認ください。
ぜひ、この貴重な展示を通じて、青木乃里子氏の華麗な水墨岩彩画を楽しみましょう。