東急不動産ホールディングス、16年連続の選定
東急不動産ホールディングス株式会社(以下当社)は、ESG(環境・社会・ガバナンス)に関する取り組みを評価され、FTSE 4 Good Index Seriesにおいて16年連続で構成銘柄として選定されました。この快挙は、当社が目指す持続可能な社会の実現への貢献が評価された結果であり、特にスコア4.8を取得し、国内第6位に位置づけられました。
FTSE 4 Good Index Seriesとは?
この指標は、ロンドン証券取引所グループの完全子会社FTSE Russellが開発したもので、企業のESG状況を評価するための基準となっています。主に環境、社会、企業統治の観点から企業の持続可能性が特定され、優れた企業が選ばれています。今回の選定において、当社は4.9という最高スコアを記録した5社の中に含まれ、国内の不動産業界で最高の評価を受けました。
ESGへの取り組み
当社のESGへの取り組みは、2021年に策定した「GROUP VISION 2030」に基づいています。このビジョンでは、「事業活動を通じた社会課題解決」を掲げ、環境経営やデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に力を入れています。その具体的な成果として、再生可能エネルギーの使用率を向上させる取り組みや、気候変動対策が評価されています。
実際に、2022年末には事業所及び保有施設の100%を再生可能エネルギーに切り替えることに成功し、2024年には「RE100」の目標達成を国内で初めて認定される見込みです。これにより、持続可能な企業としての地位をさらに強化することができます。
他のESG指数における評価
この他にも、MSCI ESGレーティングで「AA」評価を2年連続で獲得しており、人的資本経営においても女性の雇用と活躍を促進する取り組みが評価されて、Morningstar Japan ex-REIT Gender Diversity Tilt IndexやMSCI女性活躍指数にも選定されるなど、当社のESGに関する取り組みの評価は着実に高まっています。
未来に向けたビジョン
東急不動産ホールディングスは、2025年に向けた「中期経営計画2030」を策定し、広域渋谷圏戦略やGXビジネスモデルの確立、さらにはグローカルビジネスの拡大といった重点テーマに取り組んでいく予定です。持続可能な成長を持続的に実現する企業として、高評価を維持しつつ、さらなる挑戦を続けてまいります。
このように、東急不動産ホールディングスはESGへの取り組みにおいて高い評価を得ており、持続可能性を重視した企業運営を進めていることが分かります。今後の成果に期待が高まります。