手話演劇と音楽が交錯する世界を体験したい方に朗報です。手話演劇俳優である平井知加子さんが主宰するデフキッズ・プロジェクトは、2025年8月2日(火)に愛知県名古屋市にて手話ミュージカル「赤いアスターと時空の旅」を開催します。
この公演は、聴こえにくい子どもたちと聴こえる子どもたちが共に参加し、手話を用いて壮大な物語を演じるものです。参加者は愛知、岐阜、三重県から集まる小学生から高校生まで、元気いっぱいに舞台に立つ姿を見ることができます。彼らのパフォーマンスは、エネルギッシュで生命力に満ち溢れており、観客にその魅力を届けることがこのプロジェクトの大きな目的の一つです。
さらに、演者たちが生き生きとした表現で物語を伝えるために、ストーリーの魅力や演出に工夫が凝らされています。手話だけでなく、字幕やAI音声を使って多彩な言葉の表現を試み、すべての観客が楽しめるよう配慮されています。これにより、さまざまなバックグラウンドを持つ方々が一体感を持って参加できる場が生まれます。
公演に先立って、平井知加子さん自らがファシリテーターとなり、「からだで演じる昔話」というテーマでワークショップが行われます。このワークショップは、話し言葉を使わずに手話や身体の動きを使って物語を表現する方法を学ぶ機会です。聴こえにくい子どもたちも聴こえる子どもたちも、一緒に身体を使って表現する楽しさを感じることでしょう。
また、手話ミュージカルの開催に向けて、クラウドファンディングも実施しています。集まった支援金は、公演の運営費に充てられ、子どもたちが存分にパフォーマンスできる環境作りに寄与します。我々は、すべての人にハンディキャップを超える交流の場を提供したいと願っています。
【公演の詳細】
- - 日時:2025年8月2日(土)13:30と17:00の2回公演
- - 場所:メニコン シアターAoi(名古屋市中区葵)
- - チケット:前売り大人2,000円、高校生以下1,000円(膝上鑑賞の未就学児は無料)
チケットはオンライン購入とFAXでの申し込み可能です。また、ワークショップの参加申し込みも受け付けており、聴覚に障害がある方も安心して参加できる内容となっています。
この取り組みを通じて、手話演劇がより多くの人に親しまれるきっかけとなることを期待しています。