建築祭2025の魅力
2025-08-19 15:29:16

新たな日本の建築が集う『ひろしま国際建築祭2025』に参加する魅力的なプロジェクト

新たな建築の潮流を生む『ひろしま国際建築祭2025』



2025年に開催される『ひろしま国際建築祭』は、日本の建築文化を世界に発信する一大イベントとして、多くの建築家や関係者が集う場となります。この祭典に新たに参加が決定した堀部安嗣氏と中山英之氏は、それぞれ異なる視点から「移動型キオスク」という小さな建築プロジェクトに取り組んでいます。

一般財団法人神原・ツネイシ文化財団(広島県福山市)が主催するこの建築祭は、未来の街づくりや地域活性化をテーマに掲げ、毎回新しい試みを展開しています。今回は、堀部氏が手掛ける「つぼや」と中山氏がデザインする「風景が通り抜けるキオスク」の設置が発表され、その内容に大きな期待が寄せられています。

堀部安嗣氏の「つぼや」~ Zenと日本の美を表現



堀部安嗣氏が設計を手掛ける「つぼや」は、広島県福山市の神勝寺 禅と庭のミュージアム内に設置される予定です。このプロジェクトでは、日本の伝統的な建築技術と地域の素材を用い、特に地方企業であるウッドワンとの連携が重要な役割を果たすことが期待されています。ウッドワンは、木材の可能性を追求し続けており、「木の文化」を象徴する建材を提供します。

この小さな建築物は、枯山水庭園「無明の庭」に位置し、日本の美が詰まった視覚的な作品として、人々の記憶に刻まれることでしょう。堀部氏は、このプロジェクトを通じて、日本の伝統的な建築技術を次世代に継承する重要な機会と捉えています。実際、彼は「アーキテクチャーは物理的なものではなく、道の一部である」と述べ、過去から未来につながる建築の役割を強調しています。

中山英之氏の「風景が通り抜けるキオスク」~ 繋がりと創造性



一方、中山英之氏の手掛ける「風景が通り抜けるキオスク」は、尾道市のONOMICHI U2に設置される予定です。このプロジェクトは、まるで風景が通り抜けるかのような体験を提供するべく、半透明の膜を用いたユニークなデザインが特徴です。地域の企業であるモルテンと共にこのプロジェクトを進め、クリエイティブな場としての魅力を引き出します。

中山氏は、2つの小さな建築が結びつくことで新たな空間を生み出し、地域住民や特に子供たちに向けたワークショップも企画しているとのこと。彼はまた、建築が人や地域を結びつける力を信じており、このキオスクが持つ役割の重要性を強調しています。

未来の展開に向けた壮大なビジョン



『ひろしま国際建築祭2025』におけるこの2つのプロジェクトはただの展示に留まらず、今後3年ごとの開催に合わせて新しいキオスクを増やしていく計画があり、建築祭の起点を形成するでしょう。また、次回の建築祭開催時には「キオスクマルシェ」としてこれらの作品を横断的に楽しむ機会も予定されています。

最初の開催の発表から、全体で23組の建築家が参加することが決定しており、多岐にわたる才能が集結し、ひろしまの地域をさらに豊かにする新たな潮流が生まれることが期待されています。この国際的な建築祭が、地域の活性化や文化の発展につながることを願うばかりです。

今後の展開に注目しましょう。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

会社情報

会社名
一般財団法人神原・ツネイシ文化財団
住所
広島県福山市沼隈町常石1083
電話番号

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。