流体エンジンの新時代へようこそ
株式会社ボーンデジタルが、開発者向けに新書『流体エンジンアーキテクチャ』を2025年3月下旬に発売します。流体エンジンの実践的な作成方法を解説しており、アニメーションやゲーム開発において非常に重要な流体シミュレーションに焦点を当てています。
なぜ流体シミュレーションが重要なのか
アニメーションの分野において、リアルな流体の表現は挑戦的な要素です。砕ける波や渦巻く煙などの動きは、視覚的に強いインパクトを持つ反面、非常に精巧な技術が要求されます。そのため、開発者は物理法則に基づいた数学的知識や、適切なエンジン開発技術を身につける必要があります。
『流体エンジンアーキテクチャ』の内容
新書『流体エンジンアーキテクチャ』では、粒子方式と格子方式の両方を駆使した流体エンジンの構築方法が詳細に解説されます。具体的には、流体アルゴリズムやその実装に関する情報がビジュアルや図を使って分かりやすく説明されており、読者はソースコードを修正しながら自身のエンジンを進化させることができます。
主な章の概要
- - 1章 基礎:流体シミュレーターの基本的な理解を深める内容。
- - 2章 粒子ベースのシミュレーション:スーラのような視点から、データ構造や衝突処理まで多岐にわたるテーマを扱う。
- - 3章 格子ベースのシミュレーション:流体シミュレーションや煙のシミュレーションに関する理論と応用。
- - 4章 ハイブリッドソルバ:異なる手法を組み合わせた新たなシミュレーション技術について議論する。
どの章も、開発者が必要とする知識や技術を段階的に学べるように構成されています。
書籍の基本情報
- - 書名:流体エンジンアーキテクチャ
- - 著者:Doyub Kim
- - 監訳:高瀬 紗月
- - 翻訳:中本 浩
- - 発行・発売:株式会社ボーンデジタル
- - 定価:8,800円(税抜)
- - ISBN:978-4-86246-636-5
- - サイズ:B5正寸、オールカラー
- - 総ページ数:272ページ
- - 発売日:2025年3月下旬
流体シミュレーションの技術を磨きたい開発者にとっては見逃せない一冊です。興味のある方は、ぜひ予約を検討してみてください。使用する数学や物理、アルゴリズムに関する理解を深め、実践的な技術を習得しましょう。