『yoshie inaba』閉幕
2024-08-02 03:42:40

『yoshie inaba』が創業者の想いを胸に幕を閉じる24AW最後のコレクション

ヨシエ イナバ、最後のコレクションの魅力



日本のファッションブランド『yoshie inaba』は、創業者の稲葉 賀惠が掲げた「女性は常に美しくあるべき」という想いのもと、1981年に設立されました。彼女のデザイン哲学は、服が主役ではなく、穿く人の内面の美しさを引き出すことに重きを置いています。しかし、2024年秋冬シーズンをもって、このブランドの幕が閉じることが発表されました。

ブランドの核となるコンセプト



「美しさと心地よさを追求し、トレンドに流されない定番服」を提供することが、yoshie inabaのブランドコンセプトです。この想いは、アイテムのデザインや素材に続いており、特に今回のラストコレクションでも、その姿勢が色濃く表れています。展示会で発表されたこの秋冬コレクションは、創業以来続く素材へのこだわりと、時代のエッセンスを組み合わせた美しい服が並びました。

2024年秋冬コレクション



2024年の秋冬コレクションでは、上質なカシミヤ、特選のシルク、ツイード、コットンなど、多様な素材を積極的に取り入れ、それぞれが女性たちの個性を引き出すデザインに仕上げられました。特に注目すべきは、カット技術が際立つシルエットやディテールです。

  • - ニットウェア: エンブロイダリーのニットは手作業でのビーズ刺繍が施され、ディテールが引き立つトップスに仕上がっています。
  • - オケージョン用ジャケット: 女性の感覚を考慮した設計で、ホック部分にあて布が加えられ、ぬくもりが感じられるスタイルを追求。
  • - スカート: タックスカートは、柔らかい印象を与える工夫が施されています。

さらに、人気のロロ・ピアーナ社のカシミヤコートや、シャギーロングコートなど、コーディネートを多彩に楽しめるアイテムが豊富に揃っています。カラーは、グレー系やホワイト、ベージュといったシンプルなトーンから、ファッショナブルなブルーやレッド、遊び心のあるカーキやグリーンまで、多彩なアクセントが与えられています。

創業者の軌跡と想い



稲葉 賀惠は、1939年に東京で生まれ、1964年にはオートクチュール制作のアトリエを開くなど、長いキャリアを持つデザイナーです。1970年には株式会社ビギを設立し、以降も多くのファッションブランドを展開してきました。特に『yoshie inaba』は、女性たちの日常を彩る洋服として、多くの支持を得てきました。

最後のシーズンにあたり、稲葉は「このブランドはもはや自身の思いを貫き続けることができない」と語り、閉幕の決断を下しました。彼女の創り出した服は、これまで数多くの女性に美しさを提供し続けました。

ブランドの未来



今後、『yoshie inaba』各店舗は2025年2月までに順次閉店し、ラストコレクションの24AW商品の販売も最終日まで続けられます。ブランドの愛好者にとって、これは心に残る最後の機会です。

最後に、稲葉 賀恵からの深い感謝の気持ちが込められたメッセージが多くのファンに届いています。彼女の哲学と情熱によって生まれたデザインは、今後も多くの人々の記憶に留まり続けるでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社ビギ
住所
東京都目黒区青葉台2-1-4
電話番号
03-6861-7710

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サードペディア百科事典: ビギ yoshie inaba 稲葉 賀恵

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