日本初のVR専門学校『VRプロフェッショナルアカデミー』が2017年開校

日本初のVR専門学校『VRプロフェッショナルアカデミー』が誕生

2017年4月、東京都にて、バーチャルリアリティ（VR）専門の学校『VRプロフェッショナルアカデミー』が開校します。この学校は、株式会社VRデザイン研究所と学校法人桜丘学園が協力し、VRエンジニアを育成することを目的としています。
特に日本では、本学校の設立は初めての試みとなります。

設立の背景と目的

日本における高等教育機関の減少が懸念されている中、大学進学者数は人口の減少に伴い低下しています。また、ITエンジニアの人材不足が叫ばれており、特に中小企業が人材確保に苦しんでいます。このような社会的な背景の中、VR専門の教育機関の設置が必要とされています。新しい教育機関である『VRプロフェッショナルアカデミー』は、IT分野に特化した人材を育て、産業界への貢献を目指すものです。

学校の特徴

『VRプロフェッショナルアカデミー』には、以下のような5つの特徴があります。

1. 入学金・授業料が無料: 学生に負担をかけず学ぶことができる環境を提供。
2. 実践的な学習方法: “クエスト方式”により、仮想プロジェクトを通して実践的なスキルを習得。
3. 学習支援システム: 学生が学びを深めるサポート体制を整備。
4. エンジニアコミュニティ: 同じ志を持つ学生と共に成長できる“ギルド”が形成される。
5. プロの講師陣: 企業から現場で活躍するプロを講師に招き、実践的な教育を実施。

カリキュラム

開校に向けて、3ヶ月と6ヶ月の短期集中コースが用意されており、エンジニア職を目指す人に最適なカリキュラムを提供しています。入学試験や面談を通じて、初年度には180名の学生を受け入れる予定です。

重要なコラボレーション

学校法人桜丘学園は70年以上の歴史を持つ教育機関であり、ファッションに限らず多様な分野での教育に取り組んでいます。今回の提携により、ファッションとIT、さらにはVR・AR技術の融合を目指す共同研究にも注力しています。

設備と今後の展望

校内にはVRソフト開発を行う「VRエクスペリエンスラボ」も設置され、実践的な環境の中で学生が学べる体制が整っています。これにより、得られたノウハウは教育にフィードバックされ、学生が最新の技術に触れる機会を提供します。

また、教育分野だけでなく、企業との共同でAR技術を活用した新たなプロジェクトを進める計画もあります。これにより、VRプロフェッショナルアカデミーは単なる教育機関ではなく、VR業界の発展にも貢献していくことを目指しています。