富士フイルム、印刷管理のAI化を実現する新サービス
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社が2023年3月11日より新たに提供を開始した「Revoria Cloud™ Production」は、印刷会社における生産管理業務をAIで効率化するクラウドサービスです。印刷業務は近年、急速に変化しており、特に小ロット印刷の需要が高まっています。しかし、それに伴う業務負担は増加の一途をたどっており、その中で「Revoria Cloud™ Production」は特に注目されています。
このサービスは、印刷生産管理部門が担当する、受注情報の確認や製造仕様の作成、生産工程の設計など、通常は熟練作業者が行う高度な業務をAIが支援します。具体的には、取り込んだ受注情報を基に最適な製造仕様を自動で作成し、業務の煩雑さを大幅に解消することが期待されています。従来の手作業に頼ることなく、大量の受注情報を迅速かつ正確に処理できるようになるのです。
生産管理の課題を解消
印刷業界では、営業部門から生産管理部門へ受注情報が連携される際、処理件数が増加することが問題となっています。営業スタッフ間での知識や経験の不均衡から、受注情報に修正や確認を要するケースが多発し、生産管理部門にはその確認に多くの工数が必要となります。こうした課題を「Revoria Cloud™ Production」は解決します。
このクラウドサービスは、生産管理部門の業務をAIで効率化し、受注情報の修正や製造仕様の作成、生産工程設計を自動化します。また、「Revoria XMFTM PressReady」や「FUJIFILM WORKFLOW XMF」といった製版ワークフローシステムと連携することで、製版ジョブチケットの自動作成が可能に。これにより、伝達ミスや生産ロスを大幅に削減でき、業務プロセスの simplificationが実現されます。
主な機能とその利点
「Revoria Cloud™ Production」には、印刷管理業務の効率化を図るための主要な機能が搭載されています。特に注目すべきは、ジョブビルダー機能です。この機能では、顧客が利用中の経営管理システムからCSV形式で出力された受注情報を読み込み、AIが最適な製造仕様の作成と生産工程の設計を行います。過去のデータに基づいた候補提示や類似データの検索も可能で、業務の迅速化に寄与します。
さらには、製版ワークフローとの連携機能も強化されており、製造仕様に基づく製版ジョブチケットの自動作成が可能なため、無駄な手作業を減らし、業務の効率を向上させます。また、MISとの連携も実現されており、受注情報の自動取り込みや出力が可能です。これにより、情報の二重入力を防ぎ、業務のスピードと正確性を向上させることができます。
導入のメリット
「Revoria Cloud™ Production」の導入により、印刷企業は従来の業務フローを見直し、生産効率を大きく向上させることが可能になります。高度な専門知識が求められる業務をAIが支援することで、熟練作業者に依存せずとも安定した品質を保つことができるようになります。これにより企業全体の生産性が向上し、競争力の強化にもつながるでしょう。
最新のAI技術を駆使した「Revoria Cloud™ Production」は、印刷業界に新たな風を吹き込み、業務の効率化・簡素化を実現する強力なツールとなること間違いありません。