中小企業向けDX支援事業でShopifyとkintoneを連携した新サービス

中小企業向けDX支援の新たな道筋



株式会社スライベックス(旧シースリープラス)が、中小企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援するための新しい連携サービス、Shopifyとkintoneのデータ連携を発表しました。これにより、オーガニック食品販売の株式会社グレースをはじめとする多くの中小企業が抱える業務の効率化に向けた一歩を踏み出すことが期待されます。

背景と課題



多くの中小企業が、複数の店舗を運営する中で Shopify と kintone を利用し、EC事業の展開を行っています。とはいえ、データソースが二重化されることによって業務が煩雑になり、また、たまった顧客データを効果的にマーケティングに活かすことが難しい状況が続いていました。特に、株式会社グレースでは、顧客の嗜好や来店頻度の把握が難しく、データを活かしたマーケティング施策が困難でした。

データ連携サービスの機能



今回のShopifyとkintoneの連携サービスでは、以下のような機能が提供されます。まず、マーケティングや営業支援機能として、ECや実店舗での会員登録や取引をリアルタイムでkintoneに反映でき、売上や利益の分析が可能になります。また、kintone上に蓄積された顧客属性を元に、Shopifyの顧客マスタに連携することで、ターゲットに応じたメール配信等のマーケティング施策を実施できる環境を簡単に構築できます。さらに、販売管理においても、Shopifyの取引履歴をkintoneにリアルタイムで反映することで、販売履歴を多様な視点から可視化し、在庫管理においてもアラート通知機能によって機会損失を減らすことができます。

価格と導入の流れ



この新サービスの導入には、導入費用30万円、月額料金3万円(Shopifyやkintoneのライセンスは別)のコストがかかります。導入プロセスは、まずオンラインヒアリングを行い、次にShopifyとkintoneアプリの内容確認、連携するフィールドの確認を行った後、設定作業に移ります。基本的にこの設定作業は5~10営業日で完了し、依頼した企業は早期に効率化の成果を実感できるでしょう。

スライベックスの取り組み



スライベックスは、「kintone」をベースにした業務改善クラウドサービスを主力とし、中小企業のDX推進を責務とするITコンサルティング・システム開発企業です。彼らの今後の展望としては、マルチチャネルでの競争が激化する中小規模の小売業において、単なる業務プロセスの効率化だけでなく、その先にある情報資産を活用した「売上に直結するDX」の推進を目指しています。このような取り組みによって、企業は更なる成長が期待でき、消費者に対してもより良い顧客体験(CX)を提供できるようになります。

会社概要



株式会社スライベックスの代表取締役は鶴野 嵩敬氏で、長崎県長崎市の元船町にオフィスを構えています。会社は2021年5月に設立され、DX支援に特化したサービスを提供しており、今後の展開にも大きな期待が寄せられています。さらに、公式サイト(https://thrivex.co.jp/)では最新の情報が提供されており、ビジネスの参考になるコンテンツも豊富にあります。中小企業のDX支援が進む中、スライベックスの新サービスは、その一翼を担う存在として注目され続けることでしょう。

会社情報

会社名
株式会社スライベックス
住所
長崎県長崎市元船町9-18長崎BizPORT2F
電話番号
095-872-7889

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