ハッシュピーク株式会社とVMO Japanの協業
ハッシュピーク株式会社は、ベトナムのIT企業VMO Japan株式会社と共同で、分散型ID(DID)を利用した医学研究用ブロックチェーンプラットフォームのデモ機をリリースしました。この新しいプラットフォームは、患者、医療従事者、研究者が直接関与し、情報の管理と共有を効率化することを目的としています。
分散型IDの革新
分散型IDは、中央集権的なデータ管理から脱却し、個々人が自分のID情報を自主管理できる仕組みです。これにより、安全に本人確認や資格認証が可能になり、医療分野でも情報の信頼性が高まります。医師は患者の医療データの認証を行い、質の高いデータを確保しつつ、研究者間でのデータの共有や活用が促進されます。
デモ機の特徴
最近発表されたデモ機は、患者が自身の医療データを管理できるだけでなく、このデータがどのように利用されているかを追跡できる機能も果たします。具体的には、患者は自分のデータをERC20トークンと交換することが可能で、ブロックチェーンによる記録を通じて自らの医療情報が誰に共有されたのかを確認できます。
さらに、医療データは代替不可能トークン(ERC721)と結びつけられ、これによりデータの質が向上し、欠損や誤入力がなくなることで、生データに対しての付加価値が創造されます。
社会実装への取り組み
ハッシュピーク株式会社は、今後も患者中心の医療ブロックチェーンプラットフォームの社会実装に向けて、事業を展開していきます。これにより、医療業界のデジタルトランスフォーメーションが加速し、より効果的で信頼性の高い医療サービスの提供が期待されます。
展示会情報
新しいプラットフォームのデモ機は、2020年10月28日から30日まで千葉市の幕張メッセで開催される「第11回Japan IT Week秋」にてお披露目されます。関心のある方は是非、VMOジャパンのブースにお立ち寄りください。
企業紹介
ハッシュピーク株式会社
この企業は2019年に設立され、主にブロックチェーン技術とヘルスケアをテーマにした事業を展開しています。代表取締役の前田琢磨氏は、20年以上のコンサルティングキャリアを有し、医療業界のデジタル変革を進めるべく、先駆的な取り組みを行っています。
VMO Japan株式会社
VMO Japanは、ベトナムIT企業VMO HOLDINGSの日本法人であり、国際的なシステム開発プロジェクトを手がけてきました。日本企業のデジタルトランスフォーメーションを支援し、グローバルな視点から高品質なITソリューションを提供しています。
お問い合わせ先
このように、両社の連携により新しい医療の形が具現化されつつあります。今後の動向に注目です。